アーティスト・サミット京都 day08 〜京都の癒しの水〜

2009.12.13.

京都の街中の地中には、地下水の層が張り巡らされているらしいです。有名なお豆腐屋さんなどは、My 井戸 をお持ちなのだとか。それも最近枯渇気味で、問題になっているという話は、U35若者会議でも聞きました。

京都にはもともと「三大名水」なるものがあったらしく、そのうちのひとつ、梨木の水というのはまだ現存しています。茶人の間にも名高く、お茶会の前に必ず汲みに来る人もいるという話。

日曜日の早朝。
京都御所の横にある梨木神社に、スイスイと自転車で行ってきました。

ある地元の方から、「京都御所の東側の道は、いつも森の良い香りがする」という情報を得てましたので、確認! 

その通りでした。ただ単に匂いが漂っているという感じではなく、もうここにそういう磁場があるとしかいいようがない、強い香りでした。

梨木神社到着。




鬱蒼とした境内。かなり古い神社であることが想像されます。


この木、榊ですか? > moranさん。


ふと、辺りにはレーズンの香りが・・・ そして何か上からポトっポトっと落ちて来るので、足下を見ると、

レーズンのような木の実がたくさん落ちていました。小鳥達が、朝ご飯を食べていたようです。



お参りしてから、お水を汲まさせていただきました。


帰りは、京都御所に寄る事にしました。京都御所に北東には小さいけど静謐な森があります。

入り口には大きい橘の木(ですよね?>moranさん)がデーンとそびえ立ってます。


松の木も、3本の支えがあってようやく立ってます。




これまた大きいクスノキでした。夏の暑い日には涼しげな芳香を放つことでしょう。


そしてこの日は、喘息治療のために、北白川にあるラドン温泉に行きました。北白川といえば、京都造形芸術大学のすぐ裏にあたりますので、バスでほんとにすぐでした。比叡山に続く道の「地蔵谷」というバス停で下車します。



ふたつの温泉があり、迷いました。ひとつは入り口がキレイで若い女性向け、もうひとつは「不動明王」という旗がたくさん立ってる入り口。マニアックな私はもちろん、後者を選びましたよ。後日、前者の方も行って比べてみたんですが、やはりこっちで正解でした。

ラドン温泉は、お湯に含まれるラドンを吸う事で、体内に吸収されるのだそうで、つまり露天風呂のようなものは意味がありません。家庭のお風呂みたいな、小さいお風呂場があるだけです。入っては休んで、入っては休んで、・・・を繰り返すして、湯治するのだそう。


ここのお風呂はなんと、不動明王の御手洗なのだそうで・・・ つまりパワースポットですね。お風呂の室内に入った瞬間、縮こまっていた肺がスーッと開いていくのがわかりました。すごい・・・! ステロイドの吸引薬なんかより、ぜんぜんいいじゃないですかー。(この後、ピークフローメーターで計ったら、最高記録の500でした)

とっても朗らかで気さくなおかみさんにそれを話したら、「すごいでしょ。健康な人には、わからないんですよ」。このおかみさんがまた、とてもいいエネルギーをお持ちの方で・・・この人に会いに来るというのでもいい。

ここのお料理も美味しい。鰻のタレも、お父上の代から足していったものだとか。ここに毎日通って、ヌクヌクと湯治すれば、断食なんかしなくても花粉症が治るかしら・・・。

京都北白川不動温泉
住所     京都市左京区北白川地蔵谷1−244
電話     075−781−5480
入浴料金    大人1,200円
泉質     単純弱放射能泉 −℃
入浴時間 9:30 〜 19:00
入浴施設 内湯 源泉
参考HP http://www.asahi-net.or.jp/~ds2m-kns/onsen/hudou.html    

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