2009/11/30

アーティスト・サミット京都 2009 お知らせ

まもなく、京都へ旅立ちます。

京都造形芸術大学にて、滞在制作です。「世界アーティスト・サミット2009」に招聘されています。


制作予定作品(新作):


茶道と並んで日本の代表的な伝統芸道「香道」を研究し、世界アーティスト・サミットのテーマに沿ったオリジナル「組香」を創造します。組香とは、源氏物語などの文学をテーマに匂いを楽しみながら推測する、香道のゲームのようなものです。今回発表するのは、匂いを嗅ぎながら、イマジネーションを膨らませるための、ゲーム性とパフォーマンス性を伴ったプレゼンテーションを想定しています。

このサミットは、「アートがいかに世界を救えるか」といった、とても人道的な問いを原点としています。ではアートが世界の諸問題を解決できるか、あるいは解決すべきかというと、私は慎重な立場です。(実際に今、世界の現場で人生をかけて頑張っていらっしゃる方々へのリスペクトからです。)

その上で敢えて「匂いのアーティスト」という立場の私が提案するとすれば、ただひとつ。嗅覚への意識の喚起です。匂いは、ものすごいパワーを持っています。ある匂いによって突然、意識が時空を超えたり、引き出しに仕舞われていた記憶が顔を覗かせたり、という体験をしたことはありませんか? 匂いを嗅いで気持悪くなって吐くことはありますが、電子メールを読んで吐くことはありません。匂いはとてもパワフルなメディウムなのです。匂いに意識を向け、嗅覚を鋭敏にすることにより、世界の隅々に起こっていることへの私達の想像力をもっともっと鍛えることができるのではないか、と考えるのです。

そこで日本の誇るべき伝統である「香道」を形式として拝借し、サミットのテーマのもとで「組香」を創造し、それを12/19, 20 のサミットにて発表する予定です。制限時間が17分と短いので、伝統的な香道と比べるとかなり簡略なものになるでしょう。使う道具も香りも、世界各地から私が集めたものであったり、自ら調合したものだったりしますので、香道の常軌からは逸しているかもしれません。香を聞かせる相手も日本人に限ることもなく、国籍も人種も問いません。言葉が通じない相手と共に匂いを嗅ぎ、地球の反対側への意識と想いを共有する。そんな場を提供するところにゴールを定めています。



*これと平行して、過去の作品の中から一作品、ギャルリー・オーブにて展示する予定です。
eau de parfum PERFECT JAPANESE WOMAN (2008)




以下、私が参加する3つの公開プログラムをご紹介します。

世界アーティスト・サミットHP
http://www.artists-summit.org/
会場までのアクセス

------------------------------------------------
(1) ASK2009 アーティスト・イン・レジデンス

期間:2009年12月7日(月)-18日(金)
場所:京都造形芸術大学ギャルリ・オーブほか学内、および京都市内


今回から始まったASK2009の新プログラム。世界から集まった6名のアーティストたちが京都に約2週間滞在し、それぞれの専門分野を活かしながら、大学生、高校生、市民と共に、パフォーマンス、プロジェクト、レクチャー、ワークショップなどを行い、その体験を問題解決策の提案につなげます。



------------------------------------------------
(2) ASK2009-未来との対話

日時:2009年12月19日(土) 13:30-18:40
場所:京都造形芸術大学「春秋座」
定員:860名  通訳:逐次(日・英・タイ) 
参加費:無料 事前申込不要


タイムテーブル 13:30-13:40 開会の挨拶:横内敏人(京都造形芸術大学副学長)
13:40-15:40 プレゼンテーション1「ASK2009アーティスト・イン・レジデンスの現場から」
16:00-16:40 プレゼンテーション2「若い世代が提案するアート、デザインの可能性」
16:40-17:00 休憩
17:00-18:30   オープンディスカッション「アーティストは世界を変えられるか?」
18:30-18:40 終了挨拶:大野木啓人(京都造形芸術大学芸術学部長)


プレゼンテーション1 ASK2009アーティスト・イン・レジデンスの現場から

ASK2009アーティストが、12日間の京都でのアーティスト・イン・レジデンス期間中に行ったさまざまな活動と、その成果について報告します。
出演者:ハーヴェイ・ボータース、ピチェ・クランチュン、ナリン・チャミンダ・ミーマナージ、ケン・シャレム、上田麻希、マルジェット・ウェッセルス・ボア


プレゼンテーション2 若い世代が提案するアート、デザインの可能性

「全国高等学校デザイン選手権大会」優秀校3校9名の高校生と、アート、デザインを学ぶ大学生から選ばれたスチューデント・アーティストたちが、社会をより良くする提案をプレゼンテーションし、アート、デザインがもつ可能性を若い視点から発信します。


オープンディスカッション「アーティストは世界を変えられるか?」

参加アーティスト、高校生、大学生が一同に会し、アーティストが世界を変えられるかについて、会場も巻き込みディスカッションを行います。

------------------------------------------------
(3) ASK2009−明日への跳躍

日時:2009年12月20日(日) 10:00-18:30
場所:京都造形芸術大学 ギャルリ・オーブ(人間館1F)
定員:200名 通訳:逐次通訳(日・英・オランダ・シンハラ・タイ) 
参加費:無料 事前申込不要


タイムテーブル  総合司会:浅田彰
10:00-12:00  コアミーティング-Phase1
12:00-13:00 昼食
13:00-13:20 主催者挨拶:門川大作(京都市長)
千住博(日本画家、京都造形芸術大学学長)
13:20-15:20 コアミーティング-Phase2
15:20-15:40 休憩
15:40-16:40 招待講演:クシシュトフ・ヴォディチコ(現代美術家、ASK2007参加アーティスト)
16:40-16:50 休憩
16:50-18:20 パネルディスカッション「京都国際芸術祭の可能性を探る」
18:20–18:30 閉会の挨拶:徳山詳直(京都造形芸術大学理事長)


ASK2009 コアミーティング
Phase1では、ASK2009アーティストが世界の問題に対する解決策のプレゼンテーションを行い、その後Phase2ではPhase1で発表された解決策をベースに、オーディエンスも交え、世界の問題解決への議論を行います。
出演者:ハーヴェイ・ボータース、ピチェ・クランチュン、ナリン・チャミンダ・ミーマナージ、ケン・シャレム、上田麻希、マルジェット・ウェッセルス・ボア 
議長:宮島達男


招待講演者  
クシシュトフ・ヴォディチコ
現代美術家、マサチューセッツ工科大学先端視覚研究所ディレクター
1943年ポーランド生まれ、アメリカ在住
1968 年ワルシャワ美術アカデミー修士課程修了。ポーランドからカナダ、カナダからアメリカへ2回の移住経験をもつ。1980年以降、公共建築物、モニュメントへのパブリック・プロジェクションなどを通して、戦争、ホームレスなど、社会問題に焦点を当てた作品を発表し続けている。ヴェネチア、サンパウロ、光州、横浜、ドキュメンタ等国際芸術展へ多数出品。1999年「第4回ヒロシマ賞」受賞。2009年「ヴェネチア・ビエンナーレ」ポーランド代表。 2007年第2回世界アーティストサミット参加。


パネルディスカッション「京都国際芸術祭の可能性を探る」
「アート、デザインを通じての地球再生」をテーマに、京都だからこそ可能な先鋭的な文化発信となる「京都国際芸術祭」の可能性を探ります
パネリスト:北川フラム(アートディレクター)、辛美沙(アートフェア東京エグゼクティブディレクター)、堀場厚(株式会社堀場製作所代表取締役会長兼社長)、千住博
モデレーター:浅田彰(京都造形芸術大学大学院長)  


ASK 2009 アーティスト:

ハーヴェイ・ボータース
1981年オランダ生まれ 
ベルギー在住ファッションデザイナー
南アメリカにルーツを持つハーヴェイ・ボータースは、オランダでファッションを勉強した後、18歳でベルギー・アントワープに移り、ベルギー人デザイナーとして仕事を始めた。その後、ファッションの領域を超えた仕事を始めるため、自分の作品を紹介するプラットフォームとして、ブランド「HrVi」を立ち上げ、さまざまなプロジェクトを行ってきた。彼は、コレクションを作るのではなく、メッセージ性のある雰囲気を表現するシルエットを創るために布を使う。彼は、早い時期から、壊れやすい身体を守ることへ強い関心を示してきた。また、個人的に、アフリカと南アメリカの文化へも関心を持ち、彼らの文化を何年も学んだ後、身体を読み取るだけでなく、守るシルエットを創り出した。彼はまた、主にオランダとベルギーで展覧会を行いながら、さまざまな国際的プロジェクトとコラボレーションしている。


ピチェ・クランチュン
1971年 タイ生まれ
タイ在住舞踏家/振付家
ピケット・クランチュンは、伝統的なタイ舞踊と現代的な感性に架け橋をかけるパフォーマーとして活動している。彼は16歳からタイの伝統的仮面舞踊である「コーン」を習い、バンコクのチュラロンコン大学でタイの伝統舞踊の学位を取得した。その後、ダンサー・振付家として劇場経験を積みつつ、コンテンポラリーダンスも踊るようになった。近年彼は、タイ舞踏家の代表として、またアジアとヨーロッパにおいては国際的なダンサー・振付家として、さまざまな異文化間のパフォーミングアートプログラムに参加している。2008年には欧州文化財団からマルグリエット王女賞を受賞した。


ナリン・チャミンダ・ミーマナージ
1978年 スリランカ生まれ
スリランカ在住映画監督
ナリン・チャミンダ・ミーマナージは、現在、映画監督、脚本家、国際的非政府組織に関わる指導者として活動している。彼はこれまで環境に負担をかけない農業システムのプログラム策定に関わってきた。彼はまた、経験を積んだファシリテーターであり、コーディネーターでもある。彼はファブリチオ・コスタ(イタリア)やディーパ・メウタ(カナダ)といった優れた監督たちの下で仕事を始め、数多くのテレビコマーシャルやドキュメンタリー、ショートフィルムを制作した。映画界での経験は6年以上になる。彼が監督をしたショートフィルムである「SAPATHTHU KUTTAMA (一足の靴)」は国内外で数多くの賞を受賞した。


ケン・シャレム
1977年 イスラエル生まれ
アメリカ在住映画監督
ケン・シャレムは北イスラエルのキブツ、ニル・デーヴィッドで育ち、その後、兵役に付き、不発弾処理班で働いたが、レバノンでの戦闘で重傷を負った。その後、彼は物理学を学び、バル=イラン大学で学士を、ウェズマン科学研究所で修士を修める。が、徐々に人間の感情と芸術的創造への関心を更に発展させたいと思うようになり、フロリダ・イスラエル財団から奨学金を得て、フロリダ州立大学で映画製作の修士号を取得した。卒業前に完成させたショートフィルム「テルアビブへと続く道」は、世界中のフィルムフェスティバルで上演され、パームスプリング映画祭「観客賞」などいくつかの国際的な賞を獲得した。


上田麻希
1974年 日本生まれ オランダ在住
アーティスト(香りをメディアとした)
嗅覚とアートの融合を試み、匂いをメディウムとして作品を制作するアーティスト。慶応義塾大学環境情報学部(1997年卒業)、同大学院政策メディア研究科修士課程(1999年修了)でメディア・アートを学ぶ。2007年、南仏グラースの調香師養成学校にてサマー講習修了。2000年、文化庁若手芸術家在外研修員でオランダに、2007年、ポーラ芸術財団若手芸術家在外研修員でオランダ、ベルギーに滞在。現在はオランダに拠点を置き、世界中で様々な嗅覚のアート作品を精力的に発表している。


マルジェット・ウェッセルス・ボア
1978年 オランダ生まれ
オランダ在住プロダクトデザイナー
マルジェット・ウェッセルス・ボアは、リートフェルトアカデミー卒業後、2001年にスタジオをオープンした。もともと彼女は、収納スペースがある厚いドア、読書中に暖めてくれる照明やクロゼットの中で踊るハンガーなど、機能と戯れるような独特の製品をデザイン、制作していた。近年、彼女は公共空間のためのデザインをするようになり、ユニークでありつつ、全ての人がアクセスできる作品を作る可能性を見出した。2007年には「沈むテーブル(Sunk table)」、2008年には暗い建物を常に明るくする作品「影の床(Shadow floor)」を制作。現在はアムステルダムでいくつかのプロジェクトを実施中。


企画監修・議長
宮島達男
1957年、東京生まれ。東京藝術大学修士課程終了。
80年より作品を発表しはじめ、88年には「第43回 ヴェネツィア・ビエンナーレ アペルト'88」に招聘され高い評価を受ける。以降、大型国際展などで活躍、世界各地で個展・グループ展を開く。発光ダイオード(LED)のデジタルカウンターを使用した思索的な作品で知られる。現在、京都造形大学国際藝術研究センター客員教授、東北芸術工科大学副学長/デザイン工学部長。

2009/11/02

においのアートを始めたきっかけ

アートといえばふつうは目で見て、耳で聴いて楽しむものですが、私の作るものは鼻で楽しむものです。匂いを素材として扱い、嗅覚のためのアート作品を作っています。

匂いはふつう、香水やフレーバー、アロマテラピーなど、いろいろな形で身の回りに存在します。わたしが探っているのは、こういった実用の範疇を超えたところに、どんな可能性があるのかという点です。たとえば匂いにより引き起こされるイマジネーションや感情、そして嗅覚が新たに切り開く知覚体験など、まだまだ未知の世界がそこに眠っているのではないかと思うのです。

ちょうど美術館に絵を展示するかのように、匂いを作品として展示しています。まさにひとつひとつの展示が実験そのものです。インスタレーションやライブ・パフォーマンスという形をとることもありますが、ワークショップという形で体験を共有する方法をとることもあります。こうして嗅覚に真っ正面から取り組む作家は、世界にも数人しかいないのではないかと思われます。

匂いのアートを始めたきっかけを話すと、長いです。幼少のころから趣味でポプリの調合をやっていたほどなので、嗅覚は敏感な方でした。高校時代のアメリカ留学先では、言葉の通じないフラストレーションから本格的に絵を描き始め、はじめてアートというものをリアルに感じ始めました。かといってすんなり美大に進んだわけでもなく、大学では五感の知覚や情報学に関する総合的な勉強をしました。同じく大学院ではメディア・アートの先生につき、卒業後はメディア・アーティストとしてオランダで活動を始めました。オランダへはいつのまにか流れ着いてしまった、という表現がしっくりきます。前出の先生がオランダのメディア・アート・フェスティバルでよく展示していた関係で、伝手があったことも要因ではありますが、やはりその延長線上で今のパートナー(オランダ人)と出会ったことが決定的な後押しでした。

ヨーロッパの中でもわりとオープンなオランダのアート・シーンも、土壌としては魅力でした。無名駆け出しの頃、「地球の裏側同士をインターネットで繋ぐ、地球の穴のようなものを作品として作りたい」とあるアート団体の方と何気なく話していたら、「それはおもしろい、やってみようよ!」と乗ってきて、どんどんプロジェクトが発展していくという始末。最終的にはロッテルダム市とオランダ大使館も巻き込み、ロッテルダムとインドネシア・バンドゥン市の広場に常設展示という形で実現してしまったのです。 (“Hole in the Earth” , 2003)

その後出産し、ふつうのお母さん並みに家事・育児に追われ、それまでのように仕事もできなくなり、焦りました。そこで思いました。この状況を逆手に取って、家でしかできない小さな実験的なことを始めよう、と。嗅覚への重要性を妊娠・出産を経て再認識したこと、メディア・アートの経験から匂いをメディウムとして認識し始めたこと、身近に匂いの抽出方法の手ほどきをしてくれる友人がいたこと、手近なアトリエとしてそこに自宅のキッチンがあったことなど、いろんな条件が重なって生まれたのが、私の今の仕事です。

今年は「日本 – オランダ年」の一環で、ライデン市立美術館にて大きな展示をしました。400年前のオランダと日本の、双方の視点と印象を、匂いで表現した展示です。インターネットに匂いは載りませんが、こちらのHPで印象だけでも嗅ぎ取っていただければ。http://www.ueda.nl



上田麻希
東京生まれ。匂いを素材としてアート作品を制作する、世にも珍しい「匂いのアーティスト」。1997年慶応義塾大学環境情報学部卒、1999年同大学院政策メディア研究科修士課程修了。2000年文化庁派遣若手芸術家在外研修員(オランダ)。2007年ポーラ美術振興財団派遣在外研修員(オランダ)。2007年グラース・調香師学校のサマー講習終了(フランス)。現在ロッテルダム在住。ヨーロッパのみならず、トルコ・カナダ・日本など世界中で精力的に展示している。

アーティスト・ブログhttp://blog.ueda.nl

----
オランダ日通 くらしの手帳 2009年9月号掲載

2009/10/30

FoAM BAZAAR と Scents of Hollandの展示

Scents of Holland
@FoAM BAZAAR







実は息子を同行せざるを得なかったので、夜のパーティを楽しむことはほとんど叶わず、唇を噛む思い。けれども、じつにインスピレーションとファンタジーに満ちた展示でした。一晩だけなんてもったいないと思われるほど。

展示の大枠テーマは「plants and vegetation」。日本語にすると、植物と園芸。簡単にいうと、人と植物の関係を新たな視点から探り直すもの。

下のTheunが展示したのは、アムステルダムの町中で見つけた草花から作ったジュース、ジャムなど。



下のは、植物が発するデジタル情報が映像データを乱すことで、アブストラクトな映像を作る、といった実験。




下のは TALES OF TALES の作品。
まるでナウシカの世界のようなゲーム空間。


こちら、折り紙コーナー。私が同行した息子のために特別に作りました。


Lina Kusaite のイラストレーション。まさにナウシカの「ふかい」を思い起こさせる。あのファンタジーにどっぷり漬かった世代にはたまらないイラストレーション。


彼女のインスピレーション源は、植物の観察と研究にある。





彼女の植物コレクションの数々・・・まるで生物の臓器のような形態をしている。



彼女のイラストレーションの世界観と、匂いとを組み合わせて、一緒に何かしてみようか・・・というコラボレーション案が出て来た。楽しみだ。私としては、誰かとコラボレーションしたいと自発的に思うのは珍しいのだが。

こういうインスピレーティブな磁場というのは、作ろうと意図してもなかなか作れるものではない。オーガナイズする人たちのエネルギーとかバイブレーションによって、偶然的かつ必然的に生まれるものだと思う。

その基本は、何と言っても「食」だと思う。人間ががそこからエネルギーをいただくわけだから、おろそかにはできない。お腹を満たしてくれると、誰でも小さなシアワセを感じるのだから、人間はわりと単純な生き物。それをFoAMは良く知っている。だから、人が喜んで寄ってくる。

FoAMのイベントでは、ある夫婦がいつもケータリングをしてくれる。旦那さんの方が、いろいろなハーブを漬けたリキュールでカクテルを作ってくれた。

2009/10/28

Scents of Holland もバージョン・アップ

10月中旬で仕事が落ち着いたと思ったら・・・

まったくしてません!

ずっと仲良くしてるブリュッセルのFoAMから、あるイベントへの作品出品依頼を受けたのがつい先日。FoAMの中心人物がずっと病気だったので、なんとかサポートしてあげたいという気持から、日も迫ってるのについ"Yes"と言ってしまいました。(子供連れで行くことになるから大変。)

しかし。あいかわらずサイト・スペシフィックなプロジェクトが多い私には、ポンッ!と展示できるような作品のストックがない。唯一できるとすれば、これしかないか・・・

と、香水シリーズの作品
Scents of Holland (2008) をリメイクすることにしました。

前に作ったバージョンでは「チーズ」の香りの安定性が悪いことがわかっていたので、とくに力を入れて改善を試みました。

チーズをアルコールに撹拌させ、フィルターしているところ。
(「撹拌」は、私の試行錯誤をこのブログで追っていたその道の方のアドバイスを参考にしました。ときどきブログ上でいただくアドバイスは、ほんとうに貴重です。)



その後、蒸溜してみました。
どうなるかな〜と思いながら。チーズを蒸溜するのは初めてなので、どうなるかはわからないけど試してみるか、くらいの気持で。



ところが・・・

このニオイ・・・ ダメ、わたし。
 
原因(推測): 使ったアルコールが悪かったのだろうか。MEK 1% エタノールは、蒸溜には向かないということか。その他、とくに表現したかったダッチ・チーズらしい香りは、熱を加えたことで壊れてしまったのかもしれない。

ちょうどその折り、イギリスからあるフレーバー・ハウスの社長さんが遊びに来ていました。なんてタイミングのいい人なんだ! 彼からいただいたアドバイスを基に、またやり直しました。



好ましい結果が出ました。
安定性に関する正確な結果は、時を待つ以外にありませんが。



ヒヤシンスに関しては、3月に作ったアンフルラージュを基に、エキストラクトを作りました。その頃あまりにライデンのプロジェクトで忙しく、濃度を高める暇がありませんでしたが、かなり自然に近い匂いが採れました。







明日ブリュッセルFoAMの BAZAAR で売ってきます!
ギャラリー・プライスでは30ユーロ(じつは大特価)にしてるけど、明日はいくらに設定したらいいでしょうかね。
わりとたくさんの人に買ってもらえる値段にしたいのだけど。

2009/10/22

The Scents of Holland: FoAM にて展示販売のお知らせ

showing and selling
Scents of Holland
at FoAM (Brussels, BL)



To celebrate the fertile relationships between humans and plants, FoAM (Brussels, Belgium) invited artists, gardeners, cooks & engineers, to share their prototypes, works in progress and other curiosa at the groWorld bazaar.

The stalls will include local and trans-local produce, such as:

- groWorld plant game prototypes by Tale of Tales & FoAM
- groWorld gardeners web by Sixtostart
- Urban Edibles by Foamlab Holland
- urban gardening info-booths by FoAM & Foamlab
- biologically corrupt hard-drives by Angelo Vermeulen
- PhoEf organic solar cells by Bartaku
- patabotanical illustrations by Lina Kusaite & Theun Karelse
- experiments with plant sensing by Nik Gaffney & Dave Griffiths
- vegetal scents by Maki Ueda
- seasonal botanical refreshments by Rasa Alksnyte & Pieter de Wel
-...

Join us at FoAM, for a colourful evening of browsing & lounging, learning & playing, from 6-9PM on the 29th of October 2009.
29 Oct 2009 - 18:00 - 21:00

FoAM
Koolmijnenkaai 30-34 Quai des Charbonna
Brussels

about the work 'The Scents of Holland':
http://www.ueda.nl/scents_of_holland

about the BAZAAR
http://grig.info/groworld_bazaar

Edible Perfume Workshop @ Dordrecht

original site: Camera Japan Festival

Edible Perfums

zaterdag 10 oktober

Workshop 'Edible Perfums' door Maki Ueda.
Geuren worden ontrokken uit eten, geinspireerd door het foodparing concept. De deelnemers namen twee basisingredienten mee en maakten daar hun eigen 'eetbaar parfum van'.
De resultaten werden 's avonds tentoongesteld tijdens [F]luister.






































香り"X"の分解と再構築 / DECONSTRUCTING AND CONSTRUCTING THE SMELL "X"

香り"X"の分解と再構築  DECONSTRUCTING AND CONSTRUCTING THE SMELL  "X" いくつかの香りをバランスよく組み合わせることを「調香」といいますが、この空間で何をやっているかというと、「...