2019/04/04

お知らせ

ここ数かヶ月の活動のご報告と、今後のざっくりとしたお知らせです。私自身は4月14日より石垣島に千代子(柴犬)と共に戻ります!

〜寄稿〜

◼︎自然の素材でお香を作ろう
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/176

◼︎アロマスケープ 嗅覚の地図を作ってみよう
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/162

◼︎自然から匂いを抽出して、香水をつくる
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/153


◼︎この記事は本になりました!
「生き物としての力を取り戻す50の自然体験
――身近な野あそびから森で生きる方法まで」
https://www.oreilly.co.jp/books/9784873118420/index.html

◼︎AROMA RESEARCH 2018年2月号
【特集】研究機関における香り・におい研究のいま Ⅱ
https://www.fragrance-j.co.jp/book/b351963.html


〜展覧会等〜

1. 嗅覚のための迷路 ver.2.2
   2019年2月14日〜2020年2月14日
 Musee de la Main (スイス・ローザンヌ)

2. TROPICAL RAINFOREST BIOME 展 VOL.1
2019年3月16日〜2019年4月19日
シマノバ(石垣市民会館)
水木休 13:00-19:00

3. TROPICAL RAINFOREST BIOME 展 VOL.1
2019年4月20日〜2019年5月12日
シマノバ(石垣市民会館)
水木休 13:00-19:00

4. Art and Olfaction Award 関連イベント出席(オランダ・アムステルダム)
   Art and Olfaction Award 出席 2019.05.02.
   Nosetalk プレゼンテーション2019.05.03.
   Experimental Scent Summit 出席 2019.05.04.


5. 清須はるひ美術館にて個展「嗅覚のための迷路展」(予定)
 2019年10月予定
http://www.museum-kiyosu.jp/exhibition_info/schedule.html

〜終了イベント/ワークショップ〜

Het Parfum
Mediamatic (Amsterdam, The Netherlands)
https://www.mediamatic.net/en/page/371299/het-parfum
2018年8月25-26日

嗅覚デザインラボ with ロフトワーク

1. 〜脳をゆさぶるフェロモン〜@MTRL TOKYO
https://mtrl.com/shibuya/events/olfactory_design_lab-vol2/
レポート前編(日):

2. SYNTHESIZE THE SMELL OF ROSE!
(In English)
https://fabcafe.com/blog/olfactiondesignlabvol1

3. 嗅覚のためのゲーム@MTRL TOKYO

4. @MTRL HONG KONG
SYNTHESIZE THE SMELL OF ROSE!
(In English)
https://hk.lifestyle.appledaily.com/lifestyle/realtime/article/20181105/58867860?fbclid=IwAR3z4IzJNmYZpINaHjJNjoq5qTsQwMQfPvV0zZdxDWKk-SjdsWuGXjbE-cg


〜レビュー〜

◼︎ARTLOGUE
嗅覚で感じる戦争 ー 「あの場所」にあった匂いを再現する《戦争の果汁~広島と長崎》
https://www.artlogue.org/node/4166

◼︎渡辺仁史(早稲田大学名誉教授)さんのブログより
「香りの記号学」
https://hitoshigoto.blogspot.com/2017/03/blog-post_11.html

◼︎Caro Verbeek のブログ

2019/03/18

石垣島での展覧会 vol.1

しばらくブログをアップしていませんでした。
おいおい、追いつきたいと思います。

突然ですが、ホームの石垣島で展示中です。

Tropical Rainforest Biome 展 vol.1 石垣市民会館/シマノバにて開催中です。 石垣島の生態を嗅覚で探る旅。 3/31まで。 Vol.2は4月後半の予定です。
写真&展示プラン: ©︎akikoshintsubo



注:私自身は在廊しておりません。あらかじめご了承ください。


TROPICAL RAINFOREST BIOME VOL.1
トロピカル・レインフォレスト・バイオーム vol.1
◼︎作品について
5年かけてコレクションした島の香りたちです。独自の方法で素材から香りを抽出しています。瓶の蓋をあけて、ブラインド・スメリングしてください。島の香りは、島の自然界の代謝の産物。島独自のアロマ・スケープを嗅覚で体験してください。

◼︎楽しみ方
  1. ビギナー編:香りを当てっこしてください。答えは「解答・解説」を参照。
  1. 上級者編:解答を見ずに、島の香りを、嗅覚で体感してください。そして、共通点を見つけてください。特徴として、スーッとする香りや、むわっとした花の香りが挙げられると思います。
◼︎体験する際の注意
  • 香りアレルギーのある方は体験をご遠慮ください。
  • 10歳以下の子供は、大人の付き添いのもと鑑賞してください。かならず大人が瓶の蓋を開け閉めしてください。
◼︎匂いの解答・解説
  1. クスノキ
クスノキを蒸留して得られる白い結晶を、樟脳(しょうのう)といいます。むかしの日本では、樟脳を虫除けとして箪笥に入れていたそうです。なので、この匂いを、おばあちゃんちの匂い、着物の匂い、などと思われる方も多いのでは。私に石垣島の自然を教えてくれる人が、クスノキの木を切ったとのことで、そのおが屑を蒸留して抽出しました。
  1. 月桃の花
月桃は土地の言葉でサンニンと呼ばれています。月桃の葉を蒸留した月桃ハーブ水は市場に流通しているので、月桃の花から香りを抽出してみました。葉のようなスーッとした香りもありつつ、花らしいスパイシーで甘い香りもあります。
  1. マーニー(クロツグ)
私の住む桴海於茂登の森から漂うこの香りが、初夏と梅雨の訪れを告げてくれます。クロツグはヤシの一種で、土地の言葉でマーニーと呼ばれています。そのオレンジの花から香りを抽出しています(2015年のものなので、やや熟成しすぎています)。花からは強烈な芳香がしますが、抽出するとそれも和らぎ、パフュームとして使うにはちょうどよくなります。アトリエで提供している香水作りワークショップでは、この香りも素材のひとつとして提供しています。
  1. 山梔子(クチナシ)
近所のお宅の庭に咲くクチナシをいただき、抽出しました。
  1. サガリバナ
初めてこの花を嗅いだのは約8年前、観光客としてキャンプに来ていた頃、ラジオで平久保サガリバナ群生地のことを聞き、息子を連れて観に行きました。まだその頃はあまり有名ではなかったのですが、香り好きな方達が手弁当で庭園として公開していたのです。そのような場が存在することに、「香りの島・石垣島」としての可能性を感じました。サガリバナは落ちても香りを放つので、それらを抽出に使いました。
  1. 睡蓮(スイレン)
石垣島にはモネの絵のような睡蓮の池があちらこちらにあります。開花時の可憐な匂いはなかなかうまく抽出できないので、また今年も別な手法で試してみようと思います。
  1. 琉球松(リュウキュウマツ)
琉球松のおが屑を、とまい工房さんよりいただき、抽出しました。昔は樹脂分の多い枝や幹をそのまま松明(たいまつ)として利用していたそうです。場が照らされるだけでなく、辺りがこの香りで満たされるのだから、粋な演出ですね。
  1. ベチバー  
赤土流出防止の目的で、月桃と並んでグリーンベルトに使われるベチバー。ベチバーはもともと香料として有名で、市場にはインド産がよく流通しています。石垣島のベチバーはどうだろうかとの好奇心で採取したものの、まだ抽出は試みてません。素材そのままの香りは、インド産と比べると甘さ控えめでドライな印象。赤土の香りも混ざり、とても深みのある香りを放ちます。
◼︎作品解説:「バイオーム」とは
タイトルにある「バイオーム」とは、生物群系のことです。ある気候条件の地域で、それぞれの条件下での安定した極相の状態になっている動植物の集まりを指します。熱帯雨林には熱帯雨林の、石垣島には石垣島のバイオームがあり、それを嗅覚で感じてもらえたらと考えました。
これらの香りには、植物たちが高温多湿な島の気候に適応し、サバイブしてきた結果が表れています。抽出により香りをマテリアルから切り離し、抽象化することで、より香りをニュートラルに捉えられるようにしています。(MAKI UEDA)
◼︎ MAKI UEDA (嗅覚のアーティスト)
東京生まれ。2000年よりオランダ在住。2000年文化庁派遣若手芸術家として、2007年ポーラ財団派遣若手芸術家として、オランダ&ベルギーに滞在。2014年より石垣島在住。
2005年以来、嗅覚とアートの融合を試み、匂いを素材として作品を制作・発表する。欧米で流行中の嗅覚アート界の先駆者的アーティストのひとりとして、オランダ王立美術学校の学部間学科ArtScience非常勤講師として教鞭をとる他、ヨーロッパを中心に世界各地で展示やワークショップを行う。
2009年ワールド・テクノロジー・アワード・ファイナリスト(NY)、2016年、2018年、アート・アンド・オルファクション・アワード・ファイナリスト(LA)。
石垣島では嗅覚教育と嗅覚のツーリズムに取り組む。
アトリエPEPE www.pepe.okinawa
ポートフォリオ:www.ueda.nl
写真は、作家が日々素材と遊んでいる模様です。(うちいくつかは実際に抽出に使われています)
  


2019/01/01

においあそび / 岐阜IAMAS生徒の最終プレゼン













2019年元旦に寄せて 近況報告

あけましておめでとうござます。

昨年中はみなさまに大変お世話になりました。今年もご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

最近は自分の生活(おもに母親業)に必死で、近況報告もままならず。この際一気に、ご報告させていただきます。

昨年9月末より、今年の2月半ばまでは、息子の高校受験につきそい、実家のある千葉を拠点としています。

ですが、仕事場は石垣島に残したままなので、

年末年始は石垣島に飛び、アトリエに籠もり、展覧会の準備に励んでおりました。

  • 2019年2月〜2020年2月 @スイス、ローザンヌにて、嗅覚のための迷路 ver.2

日本での依頼が順調に増えています(同時に実現しなかった案件も増えています...笑。日本で新しいことをやろうとすると、やはり壁もあります。)

通信教育「香りの学校」も順調で、生徒が育ってきていることに喜びを感じています。

振り返るのは得意ではないのですが、2018年を振り返ると...

  • Art and Olfaction Award の受賞(ロンドン)
  • ブラジル/ジャパンハウス での展示
  • アメリカ/ポートランドでの展示
  • オランダ/アムステルダムMediamatic "Odorama" 参加
  • オランダ/アムステルダムMediamatic "Het Perfume"  参加
  • 香港LOFTWORKでのWS
あたりが大きなできごとでした。車の運転中に後ろから追突され、むち打ち症と戦う中、なぜか海外出張が続くという...体には厳しい年でした。

国内では、

  • 渋谷アツコバルーでの「なつかしさの匂い」展示
  • 東京LOFTWORK/MTRL TOKYO でのWS
  • Wild Mind Go Go への寄稿→出版
  • 岐阜IAMASで教えた

あたりかな? なにか忘れているような気がしてなりませんが...

折しも、ロッテルダムのメディア・アート・インスティテュートV2創設者のアレックス・アドリアーンセンが、年末の30日に亡くなったという悲しいニュースが飛び込んできました。

お葬式に出れるわけでもないので、ここに私のやり場のない私の気持ちを綴るのみとなってしまいますが...

彼は世界中のメディア・アーティストに機会を与え、影響を与えてきた人でした。私自身も例外ではなく、オランダでのスタートアップ時代より、ずっと支援いただきました。もとはというと、私の師匠が彼と友人だったことにより、私はオランダにご縁ができたという経緯があります。つまり、私の人生を変えた、そう言っても過言ではない方です。初めてお会いしたのは確か23歳の頃で、最近までずっと変わらぬ支援をくださった、恩人そのものです。

誰にも暖かく優しく、ポジティブに接してくれる人でした。誰よりも仕事をし(土日もオフィスにいました)、ディレクターなのに現場でドライバーを握る人でした。最後に会ったのは1年ちょっと前、確か25周年イベントでしたが、やはり自ら会場の椅子を片付ける人でした。

仕事もたくさんご一緒させていただきましたが、難しいことも厳しいことも、優しい微笑みでおっしゃる人でした。私のようにアジア人として西洋で戦うとき、彼のこの暖かさは救いでした。彼には半分アジア人の血が流れており、そのような背景が、この奇跡のようなヒューマニティを生んだのかもしれません。

ただその人柄が今は懐かしく、ジーンときています。私もこのような種の撒き方ができるだろうか、そう自問自答せざるをえない元旦となりました。

アレックス、あなたにお会いできて、一緒にお仕事できて、光栄です。ほんとうにどうもありがとう。

2018/11/19

Tangible Scents / 触れる香り(新作)

先週、ポートランドのReed Universityにて 新作を発表しました。


 5種の香りづけしたシャボン玉液を用意し、5台のシャボン玉マシーンからシャボン玉を出し、 香りのフィールドを作るという作品を発表しました。

メインのコンセプトは、 「香りにズームイン・アウトができる体験」 です。その場全体ではローズの香りがしているけれども、 1個1個のシャボン玉をつつくと、ちがう香りがする。このように意識をズームイン・アウトすることで、 しかも香りを触るといったフィジカルなアクションを介することで、香りという概念をよりよく理解する、 というのが趣旨の作品です。 

この際、香りはなんでも良いのですが 最近わたしは「ローズ」をテーマにしています。 ローズの主成分5種を使いました。 ローズは普遍的に好まれる香りだからという理由で選びましたが これが「オレンジ」でも「ジャスミン」でも良いと考えています。

このように、最近の私は、「香りを置き換えても作品のコンセプトが変わらないもの」 を心がけています。





The 2018 artistic directors of Reed Arts Week are enthralled to present this year’s festival: Sensation. This theme can be interpreted in a plethora of ways, including, but not limited to bodily, media-based, and religious sensations. We recognize that the art world often prioritizes our vision, and, through the theme of sensation, we are encouraging artists and patrons alike to challenge this axiomatic primacy of sight in exchange for an interest in collective, spiritual, and somatic resonance.  


While the title of our festival employs the word “art,” we are emphasizing the interdisciplinary nature of Sensation. Both student and professional artists will appropriate campus as stage and scenery for poetry readings, dance pieces, theatrical and other performance works, live music, and, of course, the display of visual art. Featured artists and performers include: international olfactory artist Maki Ueda; poet Marty McConnell; fashion designer Eda Yorulmazoglu; animator Eric Dyer; artist Stephanie Gervais; poet Esther Belin; photographer Parker Day; 11:Dance Co.; photographer DJ Meisner; and musical performers Marquii and DJ Manny Petty. 


This year’s Reed Arts Week will take place from November 15 – November 18, 2018, on Reed College campus. While a group of Reed faculty initially introduced Reed Arts Week in 1990, the festival has come under the jurisdiction of students and this is the first year in which the annual event will be institutionally stewarded by the Douglas F. Cooley Memorial Art Gallery. All events are free and open to the public.

お知らせ

ここ数かヶ月の活動のご報告と、今後のざっくりとしたお知らせです。私自身は4月14日より石垣島に千代子(柴犬)と共に戻ります! 〜寄稿〜 ◼︎自然の素材でお香を作ろう https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/176 ◼︎アロマスケープ ...