紫蘇の匂いの抽出
[レシピ1] アルコール漬け
・紫蘇20枚、洗って荒い千切り
・無水エタノール 100ml
1ヶ月ほど漬ける (2007.07.05. - 2007.08.24.)
[レシピ2] オイル漬け
・紫蘇15枚、洗って荒い千切り
・ホホバオイル 100ml
1ヶ月ほど漬ける (2007.07.05. - 2007.08.24.)
[結果]
レシピ1成功。立ち上がりは梅を想起させる、艶のある爽やかさ。それがグリーンに変わり、すいかを想起させるミドル・ノートへ。おそらくベース・ノートは無し。
レシピ2失敗。生臭く、我らが知っている紫蘇とは言い難い。普段料理などで接してる紫蘇の香り成分のほとんどは、水溶性のものであることがここで判明。
[最近の研究内容]
・ある精鋭パフォーミング・グループの匂い演出を依頼され、わくわくしながらリサーチして構想を練っている最中です。9月末、ベルギーのゲントにてプレミア。その実験に使う器具や溶剤などを調べたり、森に行って匂いを嗅ぎ、調合する香水成分を構想する・・・なんてことをしてます。
・それと関連して、基礎化粧品(クリーム)の作り方の勉強もしています。普段クリームさえつけない、化粧品に疎い私が作るってのも、かなり変ですけどね。その昔1980年〜90年代、ドイツで手作りコスメのTV番組が流行ったことがありました。今でもドイツに行けばBIO系のお店の片隅に、クリームを作るための薬品や器具が置いてあるのは、そういうわけなんですね。その流れでロッテルダムにできた薬局屋さんで当時の本(オランダ語)を購入して熟読中。
・化学のお勉強もしてます。わたしは高校時代アメリカに行ってしまい、ちょうど化学の部分がまるまる抜けてしまっていたので、いまさらながらそのときの教科書で勉強中。幸い中学時代は素晴らしい先生方のおかげで理科好きだったので、助かってます。人生いつ何を学びたくなるのか、わからないものですね。
・自分の体臭の抽出実験もしてますが・・・これがなかなか難しい。オランダが涼しすぎて汗がなかなかかけないのです。家の掃除したり、ペンキ塗りしたり、ヨガしたりと体を動かすのも実験の一部なのですが、それでも不十分。ジムにでも通おうか。
・3カ国語(オランダ語・英語・日本語)でネット・サーフィンして、文献を読んで、備品や薬品の注文のために電話かけて・・・。多くの言語を扱うということは、それはそれで欲しい情報が手に入りやすいということなのだけど、その分用語をそれぞれの言葉で覚えなければいけないということでもある・・・。
コメント