グラース 7月15日(日) - 匂い立つ街
南仏コート・ダ・ジュール地方にある香水の街グラース。
そこの Grasse Institute of Perfumery(調香師養成学校)サマーコースに2週間参加してきました。
今は諸々の都合でベルリンに来ています。
ベルリンといっても1年前に住んでいた懐かしさもあり、のんびり疲れを癒してます。
久々にインターネット環境に恵まれたので、
これから書き貯めていた日記を少しずつアップします。
2週間もの期間、ひとりで自分のことだけに集中したなんて、考えてみたら5年ぶり。
有意義な、濃い時間でした。
あまりにいろんなことがありすぎたので、まとまりもなく、ものすごい量です(警告)。
では・・・グラースへようこそ。
(写真:グラースの象徴的な花、ジャスミン。街中に咲いていて、宵になると芳醇な香りが辺りを埋めます。)
ーーー
7/15(日)
ロッテルダムから飛行機でたったの1時間半なのに、
着いてみると気温が15度も違う。
ロッテルダムでは雨が降っていたのに、
ここでは日差しが目を突き刺すのです。
雲一つない青空。
カラッとした空気。
こんなのオランダで1年に何日あるかしら。(涙)
光もオランダとは全然違う。
なんかこう、金色っぽい、キラキラしたスペクトラムなのです。
家々の壁も黄色に塗ってあって、
蒼い空とのコントラストで、それらが金色に光っているかのようにも見えます。
ニース空港からグラース行きのバスの車中では1時間半、
車窓の景色を堪能。
乾いた土。乾いた山。
そこにたくましく生い茂るオリーブの木々と糸杉。
香水の街グラースは、丘の上にあるので、
さらに日差しが襲ってきます。
これから2週間滞在するB&Bのオーナーであるソランジェが
バスの終点まで迎えに来てくれました。
気さくな彼女はベルギー出身とかで、
それだけでお互いに親しみを感じたりして、
わたしもすっかりオランダ人です。
彼女には素敵な旦那さんと子どもが2人(6歳と9歳の男の子)います。
あちゃ。子どもがいるのは楽しいけど、
こんなにかわいい男の子たちが目の前をうろついてたら、
Senを思い出してしまいそう。
耐えられかしら。
B&Bはグラースの谷に面していて、
谷からの風が気持ちよく吹き抜けるところです。
「プロヴァンスの休日」といった風情がぴったりです。
異国の地での新生活にエキサイトしている私は、
さっそく下駄をひっかけて街の中心部まで散歩に出かけました。
グラースは中世の街並で、
蟻の巣のような立体迷路。
地図はあってもないようなもの。
もう迷うしかない街、という感じ。
きつい坂道を登り下りするのは、
平坦な地に暮らす私には酷でした。
(フランス人はオランダのことを「低い土地」と呼ぶほどです)
途中休憩するようなカフェも、この小さな街にはあまりなく、
ようやくのことでレストランを発見したのでした。
ひとり静かに優雅にゆったりと、夕食。
(うーーーーーーん。こういう時間って、なんて贅沢。)
地元の山羊チーズのパイ包み焼きは、
薄いパイ生地の部分だけがパリパリこんがりと焼かれていて、
口の中でコッテリとパリパリが同居する
おもしろい食感のサラダでした。
当然だけど、ワインも主食もそれぞれの素材がよく、感動ものの味。
帰りはモロッコ系のスラム街に迷い込んでしまった。
カビ臭く、生活臭く、いかにも生活の質は悪そうだけど、
人々の心は温かそう。
ふつうは危ないとか怖いとかいって避けるエリアなのだろうけど、
私はロッテルダムで慣れてしまったようで平気。(^^)
いいにおいも悪いにおいも、
街中がにおい立つ。
そんな表現がピッタリな街。
旅の疲れもあってクタクタで、22:30には眠りにつく。
そこの Grasse Institute of Perfumery(調香師養成学校)サマーコースに2週間参加してきました。
今は諸々の都合でベルリンに来ています。
ベルリンといっても1年前に住んでいた懐かしさもあり、のんびり疲れを癒してます。
久々にインターネット環境に恵まれたので、
これから書き貯めていた日記を少しずつアップします。
2週間もの期間、ひとりで自分のことだけに集中したなんて、考えてみたら5年ぶり。
有意義な、濃い時間でした。
あまりにいろんなことがありすぎたので、まとまりもなく、ものすごい量です(警告)。
では・・・グラースへようこそ。
(写真:グラースの象徴的な花、ジャスミン。街中に咲いていて、宵になると芳醇な香りが辺りを埋めます。)
ーーー
7/15(日)
ロッテルダムから飛行機でたったの1時間半なのに、
着いてみると気温が15度も違う。
ロッテルダムでは雨が降っていたのに、
ここでは日差しが目を突き刺すのです。
雲一つない青空。
カラッとした空気。
こんなのオランダで1年に何日あるかしら。(涙)
光もオランダとは全然違う。
なんかこう、金色っぽい、キラキラしたスペクトラムなのです。
家々の壁も黄色に塗ってあって、
蒼い空とのコントラストで、それらが金色に光っているかのようにも見えます。
ニース空港からグラース行きのバスの車中では1時間半、
車窓の景色を堪能。
乾いた土。乾いた山。
そこにたくましく生い茂るオリーブの木々と糸杉。
香水の街グラースは、丘の上にあるので、
さらに日差しが襲ってきます。
これから2週間滞在するB&Bのオーナーであるソランジェが
バスの終点まで迎えに来てくれました。
気さくな彼女はベルギー出身とかで、
それだけでお互いに親しみを感じたりして、
わたしもすっかりオランダ人です。
彼女には素敵な旦那さんと子どもが2人(6歳と9歳の男の子)います。
あちゃ。子どもがいるのは楽しいけど、
こんなにかわいい男の子たちが目の前をうろついてたら、
Senを思い出してしまいそう。
耐えられかしら。
B&Bはグラースの谷に面していて、
谷からの風が気持ちよく吹き抜けるところです。
「プロヴァンスの休日」といった風情がぴったりです。
異国の地での新生活にエキサイトしている私は、
さっそく下駄をひっかけて街の中心部まで散歩に出かけました。
グラースは中世の街並で、
蟻の巣のような立体迷路。
地図はあってもないようなもの。
もう迷うしかない街、という感じ。
きつい坂道を登り下りするのは、
平坦な地に暮らす私には酷でした。
(フランス人はオランダのことを「低い土地」と呼ぶほどです)
途中休憩するようなカフェも、この小さな街にはあまりなく、
ようやくのことでレストランを発見したのでした。
ひとり静かに優雅にゆったりと、夕食。
(うーーーーーーん。こういう時間って、なんて贅沢。)
地元の山羊チーズのパイ包み焼きは、
薄いパイ生地の部分だけがパリパリこんがりと焼かれていて、
口の中でコッテリとパリパリが同居する
おもしろい食感のサラダでした。
当然だけど、ワインも主食もそれぞれの素材がよく、感動ものの味。
帰りはモロッコ系のスラム街に迷い込んでしまった。
カビ臭く、生活臭く、いかにも生活の質は悪そうだけど、
人々の心は温かそう。
ふつうは危ないとか怖いとかいって避けるエリアなのだろうけど、
私はロッテルダムで慣れてしまったようで平気。(^^)
いいにおいも悪いにおいも、
街中がにおい立つ。
そんな表現がピッタリな街。
旅の疲れもあってクタクタで、22:30には眠りにつく。
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