オランダで夜間ワークショップ。どこでもドアが現実になる日。
島内で小さな小さな展示をやったのもあり、それが広告塔となり
けっこう毎日のようにアトリエにお客様がいらっしゃいます。
(案外、島内在住者が多いのですが)
さらにここ数日、助成金申請の事務作業の大詰めで、数字と睨めっこ。
そして昨日はイベントが二つも!
(1)母校のホームカミングデー
(2)オランダでのエキストラクション・ワークショップ(こちらは教える方、つまり仕事)
コロナ禍のため、どちらもオンライン。
通常なら石垣島の片田舎にいながらどちらも参加なんて物理的に無理。
まるでどこでもドアを得たかのようです。
母校である渋谷幕張高校は、私自身あまり記憶もなく愛着もなかったのですが、
私の人生には縁深い学校です。
まず私の実家から物理的にいちばん近い高校であるだけでなく、
息子までも通う事になるわけで。
私の頃は創立当初で無名の高校だったけど、
今では全国屈指の名門校にまで成長。最近よくテレビで見ます。
すごい変化だけど、息子の保護者として30年の時を経て学校と関わってみても、
おかしいくらいに昔のままです。
なんでこんなに人気校になったんだろうと、
校長先生はじめ先生たちはそう首を傾げているのではないかと思います。
昨日のイベントで、
「時代が渋幕に追いついて来た。ということなんではないかなーと、自分では思っているんですけどね。」
と84歳の校長先生。
「この学校は変わっていませんよ。昔も今も、多様性を尊重する、お互いを認める、そういう風潮がある。つまり、それが伝統、ということなんだろうと思います。それは卒業生の皆さんが作ってくれた。おもしろい学校ですよ、今も昔も。」
ファミリービジネスの、ワンマン経営なのに、
自分の手腕によるところとしないのが、校長先生の奥ゆかしいところです。
多様性ですか、、、。
もしかしたらわたし自身もその多様性に貢献したひとりかもしれませんが、
同期の友達で今でも消息を知っているのはみんな海外に住んでいたり国際結婚したり海外出張だらけですから、
わたしみたいなのがたくさんいた高校だと考えると、そりゃすごい学校ですよね、、、笑。
渋谷幕張の「校長講話」は生徒だったときは半分眠って聞いてたけど、
大人になった今こそ(あるいは保護者になった今こそ)おもしろい、すごい貴重!と感じます。
そして、わたしの2つ下の落語家、立川志の春 さんの落語もオンラインで楽しみました。
けっこう笑ったなあ。
志の春さんも、コロナがなかったら一生、オンラインで落語はやらなかっただろうとお話ししていました。
同感です。
まさか、香りの抽出ワークショップを、オンラインでやることになろうとは、、、
母校イベントが終わった後、少し晩御飯を食べて、ワークショップの準備。
普段ならわたしは、暗くなる前には家に帰り、軽くひとり居酒屋やって、お風呂入って寝てしまう田舎の生活なので、21:30から英語で仕事というのがなかなかキツい。
(あ、でもこの焼酎は、飲むために置いてるわけではありませんよ!笑 たまたま家にあったので、抽出に使おうかと。)
テンションあげるために大好きな米津を聴きまくり、開始直前に犬のオシッコ&ウンチを済ませて、シナリオを何度も頭の中で復唱。
犬の散歩ついでにパパイヤの花を摘んできました。抽出する香りの素材です。(参加者は、それぞれの素材を準備します)
iPhone やiPadを駆使し、複数台のカメラを設置、さながら配信スタジオ。完璧のでき。でも、どうしてもワンコが画角の隅をうろちょろしてしまう。笑
ワークショップは、参加者からコレがないアレがないと、なかなかアドリブが必要でしたが、
無事終了。抽出後の記念撮影では、みんな笑顔です。
わたしが作ったのはパパイヤの花の香りのついた焼酎。このおしゃれな香水瓶から直接クイっと飲んでみたけど、美味しかったです。笑
夜間にオランダでワークショップするのは、これで3回目です。
現実空間とオンライン空間に、体の感覚のズレが生じることに、疲労を感じはしますが、
この「どこでもドア」的なオンラインの仕事にも、慣れてきたかな。
やはり、慣れですね。フレーミングや設計次第では、人は慣れると思います。
今はコロナの広がりとお酒の席との絡みが注目されていますが、
GoTo Eat も Travel も、テイクアウトやオンライン呑み会を積極的に補助するように設計されていたら、クリエイティブでスマートだったのにな。
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