タタミ・ルームスプレー(1)

[展覧会のお知らせ]
OTEMBA - 日本人女性アーティスト6人による展示 -
日時:9月12日(金)〜 11月2日
オープニング・レセプション: 9月12日(金)21:00 〜 
場所:Roodkapje, Witte de withstraat, Rotterdam



・・・って告知してしまっていいんでしょうか。まだまだ完成の見通しがついてないのに。作品名さえ決まってません。いちおう説明すると、過去に作った Aromatic Journey #1 を基に、日本の匂いをいろいろな違った形で体験してもらおうという作品です。

テーマとして選んだ匂いのひとつは「糠味噌」であり、それについては昨日書きました。今日はまたもうひとつの匂い「畳」について書きます。

「女房と畳は新しい方が良い」とよく言いますね。これも「糠味噌臭い」にちょっと通ずる表現で、ううむ、なぜこんなに女だけが虐げられるのだろう、旦那さんだって新しい方がいいに決まってるじゃない、と考え込んでしまいますが、まあそれは横においておくとして。

畳の生活から遠ざかって久しくなります。かといって私自身、畳の上で育ったわけではないので、これもやっぱり私にとっては間違いなく「ノスタルジーの匂い」であり、「好奇 = curiosity =の匂い」でもあります。

ちなみにヨーロッパでも畳は手に入ります。FUTON とか、TATAMI とか、そういうジャパニーズなのはけっこう流行りで、カッコイイ! Hip! Cool! とされています。私もリビングに敷きたかったのですが、残念ながら旦那様の同意が得られず。畳の本当の良さはやっぱりご飯を食べた後の「ゴロン」にあり、その避け難い魅力は、椅子の生活をする人にはなかなかわかってもらえないものなのかもしれません。

糠漬けの発明に負けず劣らず、畳の発明もなかなかのものです。空間内の湿度・温度の調整役を兼ねているし、イグサの匂いのディフューザー役も兼ねている。

畳の匂い、つまりイグサの匂いには、消臭効果があるとか、殺菌効果があるとかいわれています。それなら「生活の木」の和精油として売っていそうなものなのに、見当たらない。では自分で抽出してしまおう!と、岡山の中山商店さんからイグサを2kg取り寄せました。「岡山のイグサの匂いは最高ですよ〜」とのこと。

箱をあけると、なんとも言えない「新しい畳み」のいい匂い・・・ フレッシュで、かつ温もりがある。フレッシュさは竹の匂いに、温もりはオーク・モスの匂いに通ずるところがあります。





これをオランダに持ってくるのがまた、検疫の対象だったりして、一苦労でした。



テスト抽出を経て、現在抽出3日目。





抽出した匂いで、最終的にはルーム・スプレーを作るつもりです。

媒体はアルコール、つまり80度での抽出なので、グリーンのトップ・ノートは消えてしまうから、「新妻」ではなく、「3年目の奥さん」といったところかな(笑)

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