制作ノート(1) 丸山遊女の匂い 

ここ数日、すごい勢いで制作してます。
ずーっと台所にいるものだから、パソコンの前に座る時間が少なくなってしまって。
まとめてアップします。




古めかしい文献は、読むのがやっと。

むかしの香りには、漢方の生薬もけっこう使わていたので、そういうものは中華系の鍼灸医院で購入します。ロッテルダムにはけっこう多いんです。徒歩で行ける圏内に5軒くらいあるかな。そのうち1軒と親しくなったので、漢字でコミュニケーションしながら、生薬のみを譲ってもらいます。

なんだかんだいって、日本で制作していないということのハンディが圧倒的にあるので、原料や材料の購入に辿り着くまでに最も労力が注がれてしまいます。私の仕事は鼻を使うものではなく、Googleを使うものだったんだ・・・とさえ思えるほど。オーダーに使った言語を挙げてみると、日本語・英語・オランダ語・中国語・フランス語・ドイツ語にまで至ります。(最後の3つの言語は、ググって単語を探すという程度ですが、タイヘン。)




おしろいの賦香中。




「銀出し油」の試作中。








Google の次に時間が割かれているのは、「轢く」という作業です。やっぱり原料は電子ミルで轢くよりじぶんの手で乳鉢で轢いた方が、断然香り立ちがいいのです。それは、カレーのマサラを自分で作る方なら、誰しも体験としてご存知のはず。宇宙のエネルギーを注ぎ入れるかのように、ぐるぐると螺旋を描いていきます。





これは「美人香」という江戸時代のクリームのようなものの試作。




ヘア・ワックス「伽羅の油」の試作。



ワックスの固さを調整し、定量化してるところです。





これは飲む香水「体身香」を作っているところ。




お歯黒水もできあがってきました。
く、くさい・・・
腐ったタクアンのような・・・




これはなんでしょうね?
今回特別に魔女がデザインした、嗅覚インターフェースです。
Head Mounted Display for the Nose とでもいいましょうか。
(ここで笑える人はかなりマニアックな方ですね。)



箱の中に入ってるコットンは、オランダでお産を経験した方なら必ずお世話になっている、お尻の下に敷くあのシートです(笑)

コメント

moran さんの投稿…
体身香、のみましたか? 私も興味あって、わけていただいたのがありますが、まだ飲んでいません!
witch さんの投稿…
> moran さん

飲みましたよ〜 
意外に、美味しかったというか、・・・
もっとマズいものを想定してたからでしょうか。
龍角散みたいな、苦くてスーッとする後味がありました。竜脳入れてないのに、何でだろう?
翌日の体臭はとくに変わったことはないと思います。やっぱり飲み続けることが大事なのかと。
moran さんの投稿…
じゃ、私ものんでみよっと。(笑 3日くらいのんだらかわるかしら? 今日フランキンセンス炊いたから服のにおいがが中東みたいでした。
ところで、オークモスの学名を検索すると、マキさんと私のサイト上位(こんな学名で検索する人いないんだけど)でるってしっていました??
マニアックだってことかしら。
Evernia prunastri vacuum
witch さんの投稿…
>moran さん

え〜 そうなの? 確かに私のサイトって一概に、google上位に来ること多いらしいのだけど・・・ やっぱりお互いgoogle系だからかな? 世の中、google に支配されてきつつあるよね。

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