スコッチ・ウィスキー > ラプサン・スーチョン茶 > 正露丸

スコッチ・ウィスキーの LAPHROAIG を呑んでいたとき、
ふとラプサン・スーチョン茶が頭に浮かんだ。

LAPHROAIG は土っぽいスモークの香りとオーク樽の香りが香水のように口の中に広がるスコッチ・ウィスキー。いちばんのお気に入りのウィスキーである。

スモークの香りは、大麦を乾燥させる時に焚く泥炭の煙によるものらしい。泥炭とは、苔や枯れ葉などの植物が腐ってできた、石炭になる途中の状態のもの。

よく知られるように、ウィスキーはオークの樽の中で熟成される。オークは日本語で「楢(なら)」や「樫(かし)」と訳される。大まかに分類すれば、ドングリのあの木、柏餅の葉っぱのあの木と同じもの。

ふむふむ。
それではいったい、ウィスキーのこれらの成分のうちどれが、
私にラプサン・スーチョン茶を想起させたのだろう。

ラプサン・スーチョン茶を知らない方のために、少し説明しよう。
英語:Lapsang souchong
中国語:正山小種
wikipediaの正山小種の項

スモークの匂いがなんともたまらないお茶である。
紅茶を松の葉で燻蒸して、香り付けしているらしい。

なんだ。
ウィスキーと共通する成分はどこにもないではないか。

ひょっとしたら、ウィスキーの大麦を燻す時に使われる泥炭に、ラプサン茶の薫香の主成分である松の葉が紛れ込んでいるのではないだろうか。
泥炭の元となる落ち葉の中に松の葉が紛れ込んでいるのではと考えるのは、ヨーロッパのその辺の森や山の植生を参考にしてみると別におかしくない。

そういえばこのラプサン茶。
正露丸と似た匂いがするなと、昔から思っていた。
Wikipedia によると、「正露丸の主成分であるクレオソートの香りが松葉による燻製香とほぼ同じだから」なのだそうだ。

スコッチ・ウィスキー > ラプサン・スーチョン茶 > 正露丸・・・
スコットランドから中国へ飛んで、こんどは日本に来た。
匂いの連想ゲームは尽きることがない。

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