嗅脳 by 鳥居鎮夫(読書メモ)


嗅脳 
鳥居鎮夫

結局のところ、感情の問題なのだから。

「理性は感情の奴隷である」哲学者ヒューム

感情面:知覚面
8:4 嗅覚
2:10 視覚

嫉妬心 
猫の場合:本能的な危機感や不快感

人間の場合:怒り、悲しみなどの情動→心拍や呼吸などの生理的変化→不快感を言葉にする=嫉妬心

嗅覚は、それが何であるかを知覚する前に、感情が勝手に変わっている。

匂い
イジメの原因の一つ

不快な香り →不快な感情→ストレス、思考の妨害→犯罪

快い香りを提示すると創造的な問題解決が促進される。

昔の日本 季節ごとの香りを楽しむ習慣
心地よい自然界の匂いにも囲まれてた

心地よい香りを子供達にも教えてあげたいもの。

香りを感じるのは脳であって、鼻ではない。

鼻→大脳辺縁系(情動脳)→大脳皮質

視覚は逆

左の鼻の穴から入った香り物質は、左脳に行く。右からのは右脳へ。

香りの名前を言う:左脳
好き嫌いの感情的な評価:右脳

嗅覚は右脳を選択的に刺激している。

応用例 
宗教的な儀式 空海 護摩焚き 乳木
ドイツ 詩人 シラー リンゴの腐った匂いをかぎながら書いた。

自然治癒力を高めるハーブ療法 
丸ごとの薬草は、その有効成分を足し合わせたものより効果が大きい

アロマテラピー
フランスでは医療行為
イギリスではリラクゼーションの一つ:日本はこの流れ

Robert Thisland : phsyco aromatherapy 

 CNV 随伴性陰性変動 脳波測定
ネロリを柑橘系と感じたら、鎮静効果。花とかんじたら、興奮効果。昼間に使うか、夕方に使うかでも異なる。「調整剤」その人に応じた回復効果。

ラベンダーオイルが、イギリスの老人病院の雰囲気と、老師の睡眠不足問題を解消した例

好きな香りを嗅ぐと左脳の活動が高まり、嫌いな香りを嗅ぐと右脳の活動が高まる。

嗅覚刺激→知覚→評価→感情→行動
知覚以降の脳波測定で、セクシーと感じる匂いのパターンを分析

被験者の内省に頼る。右頭頭頂部にα波欠ける

音楽を聴くとき、暗算をするとき、落語を聴くときの脳波トポグラフィーと一緒。一種の感情の興奮。

ストレス時に脳内に作られる、ノルアドレナリン
それを和らげる麻薬物質、エンドルフィン
香りのストレスを和らげる効果に関係してるか?

プルースト効果、記憶と匂い

バナナの香りを数字と連想させて記憶させる
視覚と連想→100%
香りの場合→80%

イエール大学、シャブ教授の実験結果
チョコレートの香りがある方が、記憶再生率高い

ニューヨーク大学、エリックマン教授の実験
快適な香りの時は楽しいことをより多く思い出す。

立正大学山下富美代教授の実験
チョコレートとローズマリーの香り
文章の単純記憶は得点高くなる。
理解力については差が無い

香りそのものは、イメージ化難しい→視覚、聴覚と結びつけると感度上がる。香水の売り方

痴呆出た男性が、香道教室に通ってから治った例

モネル化学研究所、プレティ博士
男性の腋臭が女性の生理周期を正常化すること発見

アンドロステノンとアンドロステノール:怒った時、恐怖感じる時、性的に興奮した時にアポクリン腺から発せられる

アンドロステノール:女性に対して興奮作用、男性に対して鎮静効果
アンドロステノンはその逆

無臭だと感じる時、脳波も変化なし! 直接身体に効くわけではない。

嗅覚は赤ん坊が母親を認識することを学ぶ最初の方法

匂いの快・不快は四歳以降の連想学習で学ぶこと

精油はリンパ球の生産を高めることで免疫力高める。抗生物質とは原理違う

植物は他の生物を殺す力がある。トーキン博士。フィトンチッド

クマタカは巣に新しいスギの葉を入れる。アルファピネンの香り。

アルファピネンは日本内地どこの森にも見付かる。

西欧では風邪の喉うがいに、ラベンダーオイルやサンダルウッドオイルを使った。喉にあるリンパ腺に働く。

心の癒し=気分の転換=感情コントロール

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