オランダ王立美術大学での授業(舞台裏編)

オランダ王立美術大学は、オランダの首都ハーグにあります。ロッテルダムの家からドアtoドアで約1時間くらい。

3週間ほど、めずらしく人並みの「通勤」をして、なんだか誇らしい私でした (笑)



ハーグ中央駅の目の前にある学校です。




建物は全体的にピート・モンドリアン! オランダには昔、デ・ステイルという美術運動がありました。モンドリアンはその中心人物でしたが、この建物もそれに影響されたものかと思われます。基本色は青・赤・黄・白。




授業は10:00から。受付で教室の鍵を受け取るのですが、私はどこからどう見ても学生にしか見えないらしく、よく断られました(笑)。授業が終わる頃にはようやく顔を覚えてもらえましたが・・・。

食堂でコーヒーを買って、コーディネータから印刷物を受け取ったりした上で、部屋の鍵を開けます。誰もいない、シーンとした教室。これがけっこう好きでした。



昼は1時間ほど、ランチの時間をとります。天気がよければ中庭でピクニック。この時間を使って次のプロジェクトを打ち合わせをしたり、別の学部の生徒の個別アドバイスをしたり。ランチブレイクもいつも忙しかったです。



午後の部を始め、16:00に終わります。片付けて教室を出るのはだいたい16:30。

私のワークショップでは特殊な器具や素材を扱うので、すべて自分のアトリエから持ち出しでした(もちろんコストはカバーされますが)。物理的にこの箱をほぼ全部、教室に移動したわけです。



車で通勤するときは、いたしかたなく首都のラッシュアワーの渋滞に巻き込まれます・・・。





家に帰ってからも何かと忙しく、その日の内容を整理してブログサイトに写真をアップしたり、翌日のプリントを作ったり。今は生徒の成績をつけているところです。

嗅覚や匂いの基本から知らないとお話にならない授業なので、なるべく体系づけて勉強できるよう、「教科書」を少しずつ作り始めています。すべてブログサイトに上げてますので、興味ある方はご覧下さい(英語です)。

http://smellart.blogspot.com












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