プレス・リリース:ジャパン・ハウス サンパウロで、香りと味にフォーカスした 『Aroma & Flavor』展を開催
ジャパン・ハウス サンパウロで、香りと味にフォーカスした
『Aroma & Flavor』展を開催
嗅覚のアーティストによる“嗅覚のための迷路” を体験でき、
視覚やメディアを通じたインタラクティブな作品を展開。
6月5日から9月30日まで、ジャパン・ハウス サンパウロにて『Aroma & Flavor』展を開催する。インタラクティブ性・メッセージ性あふれる内容となっており、楽しみながら日本を象徴する香り・味の多様さを探っていくことができる企画となっている。本展では体験、コンセプト、化学・アート的な側面から香りと味を紐解いていくもので、例えば5つの基本味(甘味、苦味、酸味、塩味、そして日本で発見されたうま味)とは何か、そしてヒトの身体はどのように味を認識しているのか、食べ物の味はどのようにてきているのか、はたまた、嗅覚は味の構成にどのように影響しているのか、香水や消臭剤、石けんはどのように作られているのか…などを提示している。
これらは全て、Identification(アイデンティティ)・Construction(構成)・ Sensory(感覚)の、3つのコーナーに分かれた本展で解き明かすことができる。Sensory(感覚)のコーナーでは、日本人アーティスト・上田麻希氏による“嗅覚のための迷路 ver. 4 ― Discovering the cherry blossoms”という、自分の嗅覚を頼りに桜の香りを見つけていくインスタレーションも展開される。
上田氏は6月6日19時~、日本の香りの紹介等を行いながら、本インスタレーションの解説を踏まえつつ、香りにまつわる過去の作品や日本の香りを楽しむ文化について講演する。「自らの芸術活動において、香りを媒体にしながら、嗅覚をアートへと変換させてきました。一般的に匂いや香りというと、香水やトイレタリー製品、フレーバーといった実用的なものを想起されがちです。一方で、わたしは香りに紐づけられる記憶や感情、知覚や体験に焦点を当てています。絵画のように、作品としての香りを提示しているのです」と上田氏は述べる。
本展はジャパン・ハウス サンパウロが主催し、キュレーターにFelipe Ribenboim氏を迎え、昆布やわさびといった食材や飲料、香水などにも使用される、日本の伝統的な味・香りを紹介する。Ribenboim氏によれば、「香りや味がどのようにできているかを見せるだけではなく、文化的な価値をも表現している。それらは、様々な文化圏において、異なる意味を持つ要素なのである」。
今回、高砂香料工業の特別協力を得て、日本のぶどう、メロン、わさび、醬油、いちご味のグミのブラインド・テイスティングを実施する。ジャパン・ハウス サンパウロのNatasha Barzaghi Geenen企画局長は「日本文化を紐解いていくにあたり、その多様な側面を紹介していくことはとても重要。本展では来館者が持つ感覚を使って、日本ならではの世界を体験できる、これまでになかった切り口の企画である」と語る。
『Aroma & Floavor』展はジャパン・ハウス サンパウロとBase7 Cultural Project社による企画のもと、Bombril、全日本空輸株式会社・ユナイテッド航空、高砂香料工業株式会社、ブラデスコ保険によるスポンサーと、PROAC(文化活動プログラム)や文化促進法令に応じた施策の一つとして開催される。
『Aroma & Floavor』展
開催期間: 2018年6月5日~2018年9月30日
ジャパン・ハウス サンパウロ (Av. Paulista, 52 –2階)
上田麻希氏による講演 「香りのアート」
日時:6月6日(水) 19時
場所:ジャパン・ハウス サンパウロ (Av. Paulista, 52)
入場無料
参加方法:講演開始の1時間前より、整理券を配布いたします。
※日本語-ポルトガル語の同時通訳があります。
ジャパン・ハウス サンパウロ(Av. Paulista, 52 )
開館時間:
火曜日~土曜日 - 10時 ~ 22時
日曜日・祝日 - 10時 ~ 18時
火曜日~土曜日 - 10時 ~ 22時
日曜日・祝日 - 10時 ~ 18時
お問合せ窓口
コミュニケーションサポート: 電話番号(11) 3035-3070
ジャパン・ハウス サンパウロ
Fernanda Araujo: fernanda.araujo@jhsp.com.br | (11) 94543-2079
Mayumi Orimoto: mayumi.orimoto@jhsp.com.br | (11) 94543-3624
2018年5月
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