Art and Olfaction Awards 2016 ファイナリストに選ばれました

先日、吉報をいただきました。

世界的な嗅覚アートの国際的なコンペ Art and Olfaction Awards 2016のファイナリストに選ばれ、5月7日にLAで表彰されます。

https://artandolfactionawards.com/2016-finalists/

香りを使ったアートのことを、「嗅覚アート(オルファクトリー・アート)」といいます。日本では聞き慣れないそのアート、近年欧米では人気なんです。見たり聴いたりするのではなく、嗅ぐアート。その没入体験が、人気の秘訣なのかもしれません。この領域をさらに広めるべく、私自身もオランダの美術大学で定期的に教えています。

できて間もない賞ですので、このシーンをリードする作家として世界的に認識してもらえた、と受け取っています。

受賞した作品は、昨年ベルギーで開催された、「戦争のにおい展」に出品した作品 "The Juice of War - Hiroshima & Nagasaki - " です。



「戦争のにおい」というと、おそらく多くの日本人は、「はだしのゲン」のウジ虫が湧いた死体の横たわる描写などを脳裏に思い浮かべるのではないかと思います。視覚的なのですが、触覚的でもあり、嗅覚的な感覚が起こる風景です。わたしはそれを「におい化」してみようと思いました。

実はメイド・イン・石垣の作品です。まず庶民のスーパー、カネヒデで2000円分の肉を買って、バーナーで焼き、炎天下で10日間腐らせて、臭いを抽出・・・みたいなメイキングのプロセスの全貌はこちらにあります↓ (注:写真が多少、グロテスクです)

http://witch-lab.blogspot.jp/2015/05/blog-post.html





あの「鼻が曲がる臭い」を思い出すだけで今でも全身に緊張が走ります・・・(笑)

私はあまりコンペに出さない作家かもしれません。理由は、だいたい「ジャンル外」となってしまうからです。でも今回は私が積極的に広めてきた領域、嗅覚アートのコンペ。待ってましたとばかりに応募しました。

においのアートを始めてから10年。これで一人前の作家になった気がしますし、ひとつの区切りとなります。

まずは私の師であり、たくさんのチャンスを与えてくださった藤幡正樹氏と、慶應SFC・藤幡研の同志たちに感謝いたします。その他これまで私の創作を応援してくださった方々。展示のチャンスをくださった方々。いつも直前の無理なお願いでも香料を提供してくださる山本香料の山本社長。Scent Communications の社長 Steven。Jean Bouis の Franck。いつもありがとうございます。

そして石垣で支えてくれる石垣島クリエイティブ・フラッグの仲間たち。先見の明で私のアトリエを早くに見つけ出し、商品化してくださったJTAの方達。台風で壊れても、真っ先に復旧作業してくださるアトリエの大家さん一家。そんな方達のおかげで、地理的には不利な石垣島でも、製作活動の拠点として落ち着くことができました。

そしてやはり、支えてくれる家族に大感謝です! これからもみなさまの期待に応えていきますので、応援しててくださいね。







コメント

貝柱帆立 さんの投稿…
MAKIさん、おめでとうございます。そしてご無沙汰です
以前、京都嵯峨芸術大学に来てくださった際に講演を聞いたメディアアートの増井と申します。
最近は岩崎先生たちとともに香りのアートのプロジェクトに参加させて頂いてます笑
7月の頭に京都芸術センターにてメンバーと展示を行います。
また情報がそちらにも届くかと思います。お忙しいとは思いますが、是非また京都にいらして下さい!

PS.ブログを初めて見ましたがとても面白いです!更新楽しみにしてますね笑

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