嗅覚を磨く秘訣 (1) ヨガ的な呼吸


今日は、MAKI流の「嗅覚を磨く秘訣」公開いたしましょう。



わたしたちは誰もが、生きる刹那刹那、息をしています。
「生き」るということは、「息」をする、ということ。

息を吸うと、その空気は鼻腔を必ず通ります。
すなわち、嗅覚を通ります。

視覚は、目を閉じれば休むことができますが、
嗅覚は閉じるわけにいきません。
生きている以上は、
嫌でも息がどんどん入って来るからです。
それだけ生存に直結した感覚器官ともいえます。

呼吸が健康に大きな影響を与えることはよく知られていますが、
じつは嗅覚の働きにも影響します。
そんなこと言っているのは私くらいなものかもしれませんが(^^)、
それに気づくことができたのは、
そもそも自分自身が鼻(蓄膿症)と気管支(喘息)を患ったからかも。

そもそも呼吸の大切さは、ヨガで初めて知りました。
そのため、ヨガと、嗅覚を使う仕事は、
私にとっては車の両輪。

ヨガにはいろいろな種類がありますが、
呼吸を意識しながらさまざまなアサナ(ポーズ)をとることで、
体のしなやかさと強さを鍛えるものを、ハタ・ヨガといいます。
続けると、呼吸が静かになり、ゆったりしたものになります。
それは、「匂いを嗅ぎやすい呼吸の方法」にかなり近い状態だと思います。

調香師もよく、香水を嗅ぐときに、
静かにゆっくりと吸い入れます。
ここでポイントとなるのは吸気のボリュームで、
吸い入れる空気量は決して多くないのです。
逆に、いかに少なく、がコツ。
意外ですよね?
頑張っていっぱい吸い入れると、逆に酸欠になってしまうし、
それだけ揮発物質を体内に取り入れるので、
疲れてしまいます。

「静かでゆっくりで、ボリュームは少なく」がコツ。
呼吸が荒いと、強く太い吸気になり、吸い入れるボリュームは乗数的に多くなってしましいます。
禅僧やヨガの達人は、一見「呼吸していないんじゃないか」と思われるような
理想的な呼吸をしていますよね。

さて。この理想的な状態を保ちながら街を歩いてみましょう。
普通の人は禅僧のようにはいきませんので、イメージだけでも。
細〜くゆったりと、息を吸い入れて、吐いてください。
息をビジュアライズしてみるのもおすすめ。
たとえば、煙草の煙が「たゆたう」イメージで。
空気が円をくるくると描くイメージで吸って、吐きます。
吸うときはとくに、空気を鼻腔でダンスさせて、繊毛に絡ませて・・・。
まちがっても、苛ついた人が煙草を吸ってるときの、
「フゥーーー!!!」っていう強い息は、イメージしないでくださいね(^^)

そんなふうに吸って、吐いて、歩くと、
ありとあらゆる微かな匂いを嗅ぐ事ができますよ。
それはもう、めまぐるしく次々とシーン展開する映画を見ているかのよう。

よほどのスポーツマンか健康な人で無い限り、
ちょっと歩くと口呼吸になってしまいがちですので、
そのときはテンポを下げて、
ソロソロっと、ノロノロっと、歩いてみてください。

「ゆったり、静かに、少なく」
その理想的な呼吸への近道が、ヨガを続けることなのです。

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