1/9(金)セミナー開催のお知らせ
主催者フレグランス・ジャーナル社のページ
以下抜粋
香りの図書館「香りトワ・エ・モア」臨時セミナー
「においとアート ─におい・メディア・アーティストの世界」
香りの図書館館長 澁谷達明
日時 | 2009年1/9(金)(受付:15:30〜) 16:00〜17:30 |
---|---|
会場 | 香りの図書館/閲覧室(弊社隣接ビル8F) |
受講料 | 4,000円(税込) (香りの図書館 会員の方は、3,500円(税込)) お申込みフォーム、お客様コード(会員証に記載の4ケタ番号)を 必ず明記してください。 ※こちらのセミナーは「当日払い」は受け付けておりませんので、ご注意下さい。 |
申込方法 | お申し込みフォームまたは下記宛にTEL、FAX、または郵送でお申込み下さい。 FAXにてお申込みの方は、こちらのPDFをご利用下さい→ PDFダウンロード
|
主催 | フレグランスジャーナル社「香りの図書館」 TEL:03-3264-0126 FAX:03-3264-0190 |
お支払い方法 | お振り込みは、当社から“受講証”と“請求書”がお手元に届いた後に、お手続きをお願いいたします。 ○口座名 ○郵便振替:00150-6-169545 ○取扱銀行: |
「においとアート─におい・メディア・アーティストの世界」
講師:上田麻希 先生 http://www.ueda.nl
香水やアロマテラピーなどの実用の面を超え、匂いはどのような可能性を持っているだろうか?この問いを出発点に私は、匂いを絵筆やキャンバスのよ うに用いて表現活動をしています。いわば鼻で鑑賞するアートです。特に私達が普段嗅ぐような、身近な生活の匂いに焦点を当て、料理や飲み物・素材・人・空 間などの匂いを古典的な方法で抽出し、香水化しています。記憶や感情を呼び起こし、文化や習慣を直接的に体験する媒体としての展示を試みています。このよ うに嗅覚に取り組んでいる作家は今のところ、アートの世界においてはほとんど存在しません。今回のセミナーでは実際に私が抽出した「オランダの秋の落ち葉 の匂い」など、数々の匂いを鼻で鑑賞していただきます。
(専門領域:メディア・アート、Kichen Table Perfumer)
●略 歴● |
●先生のお仕事●
においや嗅覚をツールにメディア・アートを創香する
“におい・メディア・アーティスト”上田麻希さん
2008 年4月、イギリス・スンダーランド大学ギャラリーで開催された「においの展覧会」で“もしもこんなにおいがあったら”のテーマのもとに調香師、化学者、フ レーバリストなどスペシャリストが、「嗅いだことのない、いつかどこかに実在したはずの未知のにおい」を創香し、展示しました。
例えば、絶滅した花の香り、太陽の地表のガスのにおい、タイタニックから発見された香水の匂い、広島に落とされた原爆のにおい、など14種でした。
中でも上田麻希さんのテーマは「旧東独国家警察が集めた人民の体臭コレクション」でした。そこで、上田さんは、体臭とは食べ物のにおいそのものではない か、との考えから、あらゆる食材のにおいを抽出、それをもとに体臭の再現に成功しました。そして展示会の企画プロデューサー R.ブラクソン氏からKichen Table Perfumer(台所調香師)と称賛されました。
この展示会の狙いは、「においをある事象の疑似体験のためのメディウム(手段)」ツールとして創香したことです。においを絵筆、絵具にみたてキャンバス に大胆な絵を描いたことです。においを展示の手段として昇華させた画期的な試みであり、それが多くの人たちに受け入れられたことで、においの世界に新領域 を切り開いたパイオニアとして国際的注目を集めています。
(写真:展示場テキストの前でにおいを嗅ぐ)
(AROMA RESEARCH No.35「カレントトピックス参照」)
※2008年6月22日には、東京芸術大学キャンパスにて、「メディウムとしての匂い─匂いとアート」をレクチャーしました。
コメント