ハロウィーンの匂いってどんなにおい?



今晩は、ハロウィーン "all hallows eve"...


この写真は、ベリーダンスの「デバダシ・スタジオ」の先日のイベント「Dark Cabarett」より。妖しい踊り手のNourahさんと、そのエナジーをライブで描いたElucaさんの画。Elucaさん、お写真あまりに素敵だったので使わさせていただきます〜♪


ハロウィーンとはいわゆる日本の「お盆」のようなものだと、スタジオで教わりました。

調べてみると、確かに。wikipediaによると、1年のこの時期には、この世と霊界との間に目に見えない「門」が開き、この両方の世界の間で自由に行き来が可能となる・・・と、ペイガニズム(ヨーロッパのアニミズム信仰)で信じられていたそうです。

古代ケルト信仰にそのルーツが見られるそう。祭司たちは、火をつけ、村民たちは、屠殺した牛の骨を炎の上に投げ込む。かがり火が燃え上がると、祭司たちは火のまわりで踊る・・・。
各家族は、この火を家に持ち帰り、かまどの火を新しくつけて家を暖め、「妖精」などの悪霊が入らないようにする・・・。
魔除けに火や香りを使う文化は、日本を含む世界に見られますが、ケルトでは動物が使われていたのですね。どんな匂いなのでしょうか。

いちど、ある展示のために、「屠殺した家畜の骨から抽出したオイル」なるものをオーダーしたことがあります。(江戸時代、長崎出島にはそのような匂いが漂っていた、という記述が、古文書にあったから。)

蓋をあけて試し嗅ぎをすると・・・ものすごい悪臭!!! 私はすぐに吐き気をもよおしてしまいました。もわっとする、ケモノのニオイです。しかも肉とかが腐っている感じ。煙に混じって、毛のニオイも混じって、最・悪・に・ヘビーなかんじ。

効能は忘れましたが、西洋ではむかし、民間薬として使われていたようです。購入したショップも、ペイガニズムや民間療法などにルーツを持つ、精油オンラインショップでした。

さすがに効力がありすぎるので、展示では使えませんでしたが、あれが原始的なハロウィーンの匂いなのではないかと想像しています。魔除けとしてはパワー充分! 魑魅魍魎もしっぽを巻いて逃げていくでしょう。

夏時間が終わったヨーロッパ。太陽の季節が過ぎ、暗い季節が始まりました。



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