SMELL PAINTING - 難聴の子のためのワークショップ -

アートに力があれば、それは単なるエゴの表現にとどまらず、人々に勇気を与えたりインスピレーションを与えたりすることができます。

今回は福祉イベントとしてのアート・ワークショップ。福祉とアートは実は似た存在なのではないかと感じた仕事でした。

SMELL PAINTING ワークショップ (KRISTINA ANDERSEN とのコラボ)は、1ヶ月半に渡ってオランダ全土をツアーしました。

PRODUCTION: NSDSK
ORGANIZED BY: 2+ PRODUCTIES















先週末で終わりました。

今回のクライアントは、難聴児をサポートする福祉団体 NSDSK。ギャラリーや美術館ではないのです。まったく違った仕組みで動いているその世界を垣間見ることになりました。福祉団体側にとっても初めての試みでした。

オランダはよく言われるように、福祉が発達しています。この団体は、オランダで生まれる全ての赤ちゃんに、生後2週間以内に聴覚テストを実施するほどなので、どれだけ大きな組織かご想像がつくでしょう。

そういった福祉団体が、難聴児のための、五感統合的なアート・フェスティバルを提供した中で、我らのワークショップは嗅覚と視覚の共感覚(synesthesia)を扱いました。他には触覚を扱ったインスタレーション、あとは子ども参加型のピエロ風なパフォーマンスがありました。

パフォーマンス
Wonderland (Makiko Ito)


触覚インスタレーション
Het Pieter Peuterpad (Diederike Smits)






コメント