10月5日 2回目の公演

10月5日は、Drop a line 2回目の公演でした。
今回はIETM という、国際的なキュレーターの集まりにおいての発表。
私も懇意にしているメディア・アート系の方たちもけっこう来ていましたし、
遠い日本からもいらっしゃってる方達もいました。

ところがこの日の公演は、きちんと広報されていなかったのか、
みなさんネットワーキングに夢中でいらしたのか、
始まってもパラパラとしか人が来ない。



公演で使われる乳液は既にできあがっていて、充分な蓄えもあったので、
公演中は自分なりに実験的要素のある作業をすることにしました。
テーマは「レシピを見ないでクリームを作る」
優れた料理人は料理本を見ずに料理します。
それならじぶんもカンでやってみようと思ったわけです。
実はレシピをメモしたノートをホテルに置いてきてしまったからなのですが (^^)

ところが、このカンが悪かったのか、
途中かき混ぜるのをサボったりしたのがいけなかったのか、
この日に作ったクリームはことごとく失敗・・・。





苔の抽出作業の方も今日は、実験的要素を入れてみました。
これまでアイスランド・モスをドライの状態から抽出していたのですが、
ある資料によると、オーク・モスの抽出は1晩水に漬け、
少し発酵させてから始めるものなのだそうです。
オーク・モスもアイスランド・モスも、種類も匂いも似ているので、
アイスランド・モスを前日から水に漬けてから抽出を始めました。
すると抽出液(アルコール)が濁り始めてきました。
アイスランド・モスのスターチが溶け出したのかな・・・?
(アイスランドでは、この苔をハーブ茶として服用するだけでなく、スターチを抽出するのだそうです)
抽出された匂いについて結論を下すのはまだ先になりそうですが、楽しみです。





この日は、舞台装置の苔が自然ないい匂いを発し、空間に充満していました。
直前に撒いてもらった水に、喜んでるかのよう。
それもこれも3日おきに水やりのため劇場に足を運んでいた
フロリスト・さおりちゃんの努力の賜物ですね。


(さおりちゃんは舞台ではあやしい「魔女」にみごとに変身・・・お株を奪われたか。)

モス薫香用のディフューザーは2つを入口に設置し、1つは魔女の実験台に設置。

16:15 モス薫香開始
17:00 パフォーマンス開始
17:30 モス入れ替え
18:30 モス入れ替え
19:30 モス入れ替え
20:00 パフォーマンス終了

舞台装置の山苔と、アイスランド・モスがうまい具合に混ざり合って、
なんともいえない匂い空間になっていました。
(人の入りが少なかったことも影響してます。)
入口を通った後に顕著な「自然に抱かれているような」匂いをお客さんは、
意識した人もしなかった人も両方いるかもしれませんが、
何かしら感じ取ったはずです。
そう、匂いは意識していなくても、心や感情の深層部分に秘密のうちに働きかけるのです。
こわいですねえ。





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