超アナログなアロマディフーザーの制作


























空間に匂いを流す。それはひとつの職人技です。

フランスに、Jose Martinという方がいらして、彼はその専門家だと聞きました。劇場や映画で演出をする、勘所のいい専門家なのだそうです。

今回、「白い闇」パヴィリオンにむけて、この空間専門のアロマディフューザーを設計しています。全ての空調を含めたデザインです。

普通は匂いを1種類流して、それを排気して、また新たな匂いを1種類焚いて・・・そういうことをするので、機械仕掛けでいけるのですが、今回は1つの空間内に、同時に、香りのグラデーションを作るのが目標。

嗅覚は閾値で1か0の判断をしやすい知覚であることは重々承知の上で。その上で、暗闇の中で、香りを手がかりに歩いてもらいたい。

そんなことをする人はあまりいないので、じぶんで細かい実験を繰り返して推測したり、知人に相談したりするしかない。雲をつかむような心地ですが、前に前に進むしかないです。

写真は、「1時間に1滴ずつ垂らすにはどうしたらいいか」手探り中です。

どなたか風洞実験のスペシャリストをご存知の方、いらっしゃいませんかね?













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