宇宙の匂い

http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-1078215/Ever-wondered-space-smells-like-Fried-steak-hot-metal-say-scientists.html

ある香料会社のディレクターであり科学者でもあるスティーブン・ピアスが、NASAのコミッションにより、「宇宙の匂い」を制作中だそうです。「ビーフ・ステーキと焼けた鉄の匂いがする」という宇宙飛行士の証言を基に、匂いを再現中とか。

彼とはイギリスでの If there ever was 展で一緒でした。この展覧会がきっかけで、NASAからのコミッションを受けたとか。私の試みに賛同し、実用的な面で助言や支援してくれる心強い友人のひとりです。

開発された匂いは主に宇宙飛行士の訓練に使われるそうなので、あるていどリアリズムを追求せねばならない点でけっこう困難な課題ではないかと想像されます。どんなに本物の香りを追求したとしても、厳密にはそれがあくまでも擬似的なものであることを、わたしたち人間の鼻と本能はすぐに嗅ぎ取ってしまうので。

けれども、そもそも科学の常識として宇宙に匂いは存在し得ないと考えられているわけだし、そんな宇宙で実際に宇宙飛行士が体験した知覚をとりあげた点で、とても面白い試みだと思います。

コメント

moran さんの投稿…
知りませんでした。宇宙がそんなにおいだったとは。嗅ぐ機会がないですもの。
宇宙飛行士は、無重力でにおいも非常にすくない状態でいるので、おしぼりか何かについていたレモンの香りが非常に重宝したというハナシを聞いたことがあります。かぎまくったそうです。面白いですね。
witch さんの投稿…
>moranさん

登山家の野口健さんのお話、聞いたことありますか? 空気の薄い山の極限の状態において、理性的な判断を下すために、「芸者の匂い」缶詰を持って行くのだとか・・・又聞きですが。そっか、最終的にはやっぱり女か、と妙に腑に落ちるお話です。

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