The Body Odor as the Outer Skin (アウター・スキンとしての肌の匂い)

アムステルダムをベースにしている、国際的にも著名なダンス・カンパニー EG | PC の依頼で、ダンサーの衣裳の匂いを抽出し、香水を作ることになりました。

Holland Festival で彼らが発表するのは、ダンテの神曲をテーマとしたパフォーマンス作品で、7人のダンサーがそれぞれ白あるいは黒の様々な素材のコスチュームをまとうのだそうです。

このお話しが来たとき、7人の汗の純粋な匂いを抽出しようと提案しました。そこでダンサーに香水をつけないように頼んだのですが、それでもボディ・ソープの匂いは肌からどうしても拭えないので、どうしたものかと悩みました。

そういえば私たちは日常、汗からくる体臭の他にも、その人がつける香水、そして衣服についた洗剤の香り、生地の素材など、これらが混ざりあった全体の匂いを「体臭」と認識しているのではないでしょうか。担当者であるコスチューム・デザイナーとそんな話しになりました。彼は、コスチュームを「アウター・スキン」とイメージして作っているのだそうです。それではこの全体の匂いを肌の匂いとして抽出してみようと、そういう方向性になりました。

ひょんなことでやってきた依頼と、彼らとのディスカッションが開いてくれた、新たな視野です。









コメント

志保 さんの投稿…
はじめまして。
ミクシイの調香師のコミュニティでお見かけしまして、HPを拝見しました。

上田麻希さんだったのですね!

5年くらい前にとても気になるアーティストのひとりでした。

再び消息を発見できてとてもうれしいです。
(きっと私がアクセスしなかっただけで、様々な活動をされていることと思いますが。。)

見ず知らずの私ですが、メディアアートのこともすっかり頭から離れて、香りや匂いのイメージ力に魅せられていた(特に言語化に)今日このごろに出会えてとてもうれしく、また、共感します。

またブログに遊びに来ますね☆

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