今日は人生で最も大きなお買い物

 

今日は、人生で最も大きなお買い物をした日でした。

私のようなアーティストの分際で、なんと、荻窪のマンションを購入したのです。(もちろんローンを組みました)

築年月は私の生まれた月年月と同じ! なのでそれなりにリスクはあります(笑)。

オーナー様は映画好き、仲介人様は競泳経験あり、しかもAB型という、ご縁を感ぜずにはえない物件でした。 

一介のアーティスト、しかも大学勤務でもなんでもない、純粋な叩き上げフリーランスが、荻窪にマンションを購入できる、そんな時代になったんだなあと思いました。今日の契約では、私の仕事に興味を持たれたオーナー様からの質問攻めでした。さすが、トーキョー。

東京の価値は、コロナにより低くなる。そんなふうに感じておられるリモートワーカーさんがおられるかも知れませぬが、そんなことは断じてありませぬ。なぜかというと、東京の真の価値は、他でもない、文化度なのです。

文化というものは、意図して作れるものではありません。昨今、地方ではアートフェスなどで地域を盛り上げようと、アートが社会福祉や地域のブランディングに利用されたりしていますが、そんなものでアートが定着するわけはないのです。ヨーロッパの最前線、そして日本のブランド力のある辺境の地(石垣島)に住んだ経験から、やはり東京には東京の価値があると言わざるをえない。

今回購入となった、マンションのオーナーさんは、人生を賭けて社会活動をしており、そんなオーナーさんを喜ばせたいと、おそらく私という購入者を意図的に選び、時間稼ぎをしてくれたであろう仲介人様。この辺り、やはり東京のデリカシーだなと感じました。 そう、デリカシー。これこそが東京です。 

不動産購入。こういったライフイベントを通してわかったことが一つあります。それは、女性は圧倒的に不利であるということ。今回、女性であるがゆえに差別されたことはありませんが、女性は生来の優しさにより、仕事より家事や子育てを選ぶものです。収入面でやはり確定申告における値は低く、社会的信用が得られにくかったのは事実です。結果として、かなり高い利率のローンを組むことになりそうです。

これを読む男性陣がいらしたら、離婚に際しては、住居はまるごと女性にプレゼントするぐらいの心意気を弾むことを強くお勧めいたします。 私自身は、元夫からプレゼントのようなことは全くされていませんが、もともとオランダという男女平等の思想に則った結婚だったので、プレゼントはないものと予め納得済みではあり、その分、今は、稼ぐ自信もあります。

しかし日本での婚姻であったなら、家事に費やす時間も主婦の労働とみなし(男性が稼いだ額と同等とみなし)、その分の対価を支払ってあげるべきです。社会的に男性が優遇されている日本で、男性がケチだったら、みっともない。

まあ、私が政治家になるしかどうにもできないな、と。本当にわたしにはどうにもできないので、せめて今後は、途上国の女の子への教育費支援団体に寄付しようかな。

 今日、契約の前に訪れた二つの展示をご紹介します。

一つ目は、銀座のGINZA SIXの屋上ガーデンでの、evala さんのサウンドアートの展示。友人の友人なので、行かねば、、と。素晴らしかったです。ずっといたかったくらい。


 二つ目は、千葉の友人、上田画伯の展示。(彼も北海道出身なので、親戚かな? 案外そうかも!)。撮影不可でしたが、建物が異様なアールデコ?調です。ほんとにここ日本?

 




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