じつは、今年のはじめから石垣島で犬を飼い始めました。
柴犬(豆柴)メス、1歳。
9月末から2ヶ月半の、わたしの実家(千葉)滞在にも同行しました。
田舎者の千代子が都会の刺激的な暮らしをどんだけ楽しんだか、というお話です。
着いてわりとすぐ、わたしのちょっとしたミスで脱走してしまった千代子。
海と山に囲まれて育った千代子にとって、千葉市の住宅地は、大都会。
さまざまな雄犬の匂いが堪能できます。
最初はちょっとそのへんでオシッコをするつもりが・・・次々と展開する匂いが、おもしろくなってしまったのでしょう。
匂いを辿り辿り、冒険にでかけてしまいました。
5分くらいしてから私がハッと気づき、
いつも一緒に行くコンビニに行ってみると、「あっちの方にいきました」という目撃情報が。
それを辿って聞き回るとまた、「あっちに行きましたよ」。
??? まったく反対方向だ・・・。
これは独りでは無理と判断し、家に帰って父と弟にも捜索を頼みました。
2時間かけて3人であちこち探しましたが、見つからないので、保健所にまず電話。
そして、高校生のころ飼っていた犬がお世話になった近所の動物病院にも電話。
・・・すると!
「あ、うちで保護していますよ」
とのこと。
ホッとして、すぐにお迎えに行くと、
人の心配をよそに楽しそうに出て来た千代子さん・・・
そして帰ろうとしません!
ふだん散歩で会う雄犬の数もせいぜい1、2匹の田舎暮らしですから、
動物病院といえど、いろんな犬の匂いがして、
さぞかしホストクラブのように楽しんだのでしょう。
引っ張って連れて帰ると、路往く人々から
「あー! このワンちゃん! さっき道の真ん中で平気で寝そべってましたよ。車、恐くないでしょ?」
(^^;)
はい。ふだんは、海と山しかなく、車もめったに通らないところで暮らしておりますので・・・。
日を改めて動物病院の先生に御礼を言いに行きました。
そのときにも3匹くらいのワンちゃんが診察に来ていたでしょうか。
またしても病院から「帰らない」と座り込む千代子さん。
みなさんからクスクス笑われながら、引っ張って連れて帰りましたとさ・・・。
MAKI UEDA artist blog
匂いのアート / 嗅覚のアート / 匂いのインスタレーション / 匂いの抽出 / 嗅覚や味覚の実験 / フード・アート / 匂い日記
olfactory art / smell art / olfactory installation / smell extraction / the sense of smell and taste experimentations / food art / smell diary
2017/01/06
登録:
投稿 (Atom)
-
2009年より教えてきた授業「嗅覚のゲーム」が、第5回Art and Olfaction Awards のSadakichi Award 部門にてファイナリストに選ばれました。 photo: Lucia Guglielmetti 今回は自分の作...
-
外務省の機関、ジャパン・ハウス・サンパウロの依頼により、来週からサンパウロに行って来ます。展示&講演してきます。 展示するのは新作「嗅覚のための迷路 ver.4」。「お花見」がテーマです。日本人はお花見が大好きです。4月にはいちばん立派な桜の木の下で宴を催し、酒を飲...
-
オランダ王立美術大学での2週間集中授業のため、渡蘭中です。 折しも本格的なアートシーズンが始まり、あちこちでイベントが... 平日の昼はみっちり授業、夜と週末はイベントに顔出し(これも仕事)で忙しいです。でもふだんの石垣島ライフでは、まったく社交しないヒキ...
