グリーンピーズ&ミント・スープの香水の制作(2)

前日に引き続き、グリーンピーズ&ミント・スープの香水の制作。11/22(土)FoAM晩餐会で発表するコース・ディッシュのひとつです。

本日は、ミントのみを蒸留。









精油成分を多く含むミントなので、当然と言えば当然ですが、精油が冷却器に流れ込んできます。



表面に浮かぶのが精油。こんなに精油が少ないと、分離器で蒸留水と精油に分離するのは無理に思えたので(もし誰かいい方法を知っている方がいらしたら、ぜひ教えてください)エタノールを加えて拡散しました。濃度的にはこちらの方がちょうどいい。



前日のグリーンピーズ蒸留水45mlと、こちらのミント蒸留水30mlを調合して、「グリーンピーズ&ミント・スープの香水」を仕上げました。

実をいうとここのところ風邪で蓄膿っぽくて鼻が利かず、この調合作業を先延ばししてたのですが、時間切れ。鼻が利かないままカンだけで調合せねばならず。頼るものがないというのは辛い。(多少は匂いを感じることはできるんですけどね、いつもの感覚ではないんです・・・)

このあと息子とスペキュラース(オランダの聖ニコラス祭のお菓子で、香辛料をふんだんに使ったクッキー)を作ったのですが、食べても味がわからない。これはかなり重症でしょう。ちょっと不安になる晩餐会前日でした。

コメント

匿名 さんのコメント…
makiさんへ
お久しぶりです。motokoです。
私精油抽出に関してはラボレベルのテクしか存じませんので、makiさんがいつもご家庭でより安全な方法で、しかも確実に香気を抽出していることにいつも驚かされます。
ミントの精油抽出に関してはもう試されたかと思いますが、私なりの素人的アイディアを…。ミントの葉っぱだけを乳鉢かなにかでホモジナイズしてそれにEtOHを加え静置保存して、上澄みを採取するとかフィルトレートするとかしてEtOH画分を採取します。
それをわりと小さなフラスコ(あまり空気に触れたくないので)に入れて、蒸留するってのはいかがでしょうか?温度は100度以下で☆できればEtOHの沸点で☆
お試しになっていた場合、失礼いたしました。その場合、どんな感じでしたか??
motoko
匿名 さんのコメント…
makiさんへ
お久しぶりです。お元気でらっしゃいますか??どうしても私はラボ的な発想で香気成分抽出を考えてしまうのですが、makiさんはより安全な方法で、しかも確実に香気抽出を行っていらっしゃることにいつもいつも驚かされます。
ミントの精油に関して素人的アドバイスを…。もう試されていましたらごめんなさい!!ミントの葉っぱだけを乳鉢か何かでホモジナイズして(ミキサーだと酵素が活性化されて匂いが変わるとか、酸化しそうなので)、それに無水EtOHを加えます。そのまま静置して溶媒抽出させます。あるいは、スターラーみたいなのでかき混ぜてもいいかもしれません。その後、上澄みをとるかフィルトレートするかしてEtOH画分を回収し、それをわりと小さなフラスコに入れてEtOH沸点付近で蒸留します。ってのはいかがでしょうか。すでにお試しだった場合、どんなかんじでしたか??
Maki Ueda さんの投稿…
>もとこさん

お久しぶりです。お元気にしてらっしゃいますか?

ラボレベルのテクのご教授は、ほんとうにありがたいです。いちど、実際にもとこさんのラボを見学させていただきたいくらいです。

乳鉢で「ホモジナイズ」することで、細胞から精油が飛び出しやすいようにするわけですね。糠味噌のアドバイスにもあったように、沸点をなるべく低くするのがミソなのでしょうね、きっと。ふむふむ。ちょうど小さいフラスコもあるので、是非いちどやってみようと思います。再度、アドバイスありがとうございました!