OLFACTORY GAMES! @ 渋谷LOFTWORK
先日、渋谷にあるデザイン系シンクタンク、ロフトワークにて、「嗅覚のためのゲーム」ワークショップをやりました。
イベントページ
https://mtrl.net/shibuya/events/olfactorygames/
新しいコミュニケーション・ツールとして「嗅覚」を体験
香りや匂いは、アートやデザインの新しいコミュニケーション・ツールとして注目され始めています。しかし嗅覚は他の感覚器官に比べて主観的で性差や個体差も激しく、香り物質は蒸散という化学的特性を持っているため扱いが難しく、使いこなせている人は多くはありません。 今回ワークショップの講師を務める上田麻希さんは、2010年よりオランダ王立美術大学で世界初・世界唯一の「嗅覚アートコース」の教鞭をとっており、環境情報学出身の経験を生かし、匂いをデータや情報としてニュートラルに扱うそのアプローチが評価される中、流行の兆しを見せる「olfactory art / 嗅覚アート」のリーディング・アーティストとして世界的に活躍しています。 今回のワークショップでは上田麻希さんによって、オランダ王立美術大学での授業の一部を厳選して再現していただきます。
アートと嗅覚の融合を試みる「匂いのアーティスト」
「視覚的な要素を排除すればするほど、嗅覚体験が強くなるのではないだろうか」という上田麻希さんの考えの基に作られた作品において、視覚的な要素は殆ど意味を持たたず、目に見えない匂いが想像を膨らませたり、知覚の混乱を誘う役割を担っています。 また、上田麻希さんは、食べ物、香辛料、そして体臭など、ありのままの素材から匂いをを抽出しすることで「香水化」を実現させており、それは調理や化学から編み出した、彼女独自の方法でもあります。こうした様々な手法を織り交ぜながら、幼少の思い出の匂い、アイデンティティの匂い、感情の匂い、歴史の匂いなどを作り出し、インスタレーションやワークショップなどの作品を、国内外で発表しています。
プログラム
1. レクチャー&プレゼンテーション
2. 嗅覚のためのゲーム
(1)嗅覚のための神経衰弱
(2)嗅覚のためのハンカチ落とし
(3)トライブ・ゲーム
3. 様々な嗅覚的インターフェースのデモ
4. Q&A
準備中
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オーガナイザーの伊藤志歩さん(ロフトワーク)
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その日の朝、石垣で摘んできた月桃の花を嗅いでいただきます
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スタッフ入れて35名の方が参加されました。
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「嗅覚のための神経衰弱」
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神経衰弱に使われている4種香料
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「嗅覚のためのハンカチ落とし」
petit grain と lemongrass をハンカチにしたため、ハンカチ落としをやりました。落とされた方が香りで判断したかというとそうでもなく、足音とか気配の方が優位な情報だったようです。
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トライブ・ゲーム
これはオランダ王立美術大学 Art Science 学部のIngrid Leeによって考案され、一部私が改訂加えました。同じ匂いの仲間を見つけ、4人になったら上がり。いっさいしゃべってはいけません。
使用香料:
A: nonenal
B: ambroxan
C: musk T
D: aldehyde C11
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大好評でした。参加者のみなさん、遊び戯れながら、嗅覚の世界を楽しんでいかれました。
帰り際のお顔がパッと輝いていたのが印象的です。
シリーズ化してまたやりますので、ぜひ!
イベント概要
日時:2016年4月14日(木)19:30〜21:00
会場:FabCafe MTRL (渋谷・道玄坂)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目22−7 道玄坂ピア2F
定員:30名
主催:Loftwork
イベントページ
https://mtrl.net/shibuya/events/olfactorygames/
新しいコミュニケーション・ツールとして「嗅覚」を体験
香りや匂いは、アートやデザインの新しいコミュニケーション・ツールとして注目され始めています。しかし嗅覚は他の感覚器官に比べて主観的で性差や個体差も激しく、香り物質は蒸散という化学的特性を持っているため扱いが難しく、使いこなせている人は多くはありません。 今回ワークショップの講師を務める上田麻希さんは、2010年よりオランダ王立美術大学で世界初・世界唯一の「嗅覚アートコース」の教鞭をとっており、環境情報学出身の経験を生かし、匂いをデータや情報としてニュートラルに扱うそのアプローチが評価される中、流行の兆しを見せる「olfactory art / 嗅覚アート」のリーディング・アーティストとして世界的に活躍しています。 今回のワークショップでは上田麻希さんによって、オランダ王立美術大学での授業の一部を厳選して再現していただきます。
アートと嗅覚の融合を試みる「匂いのアーティスト」
「視覚的な要素を排除すればするほど、嗅覚体験が強くなるのではないだろうか」という上田麻希さんの考えの基に作られた作品において、視覚的な要素は殆ど意味を持たたず、目に見えない匂いが想像を膨らませたり、知覚の混乱を誘う役割を担っています。 また、上田麻希さんは、食べ物、香辛料、そして体臭など、ありのままの素材から匂いをを抽出しすることで「香水化」を実現させており、それは調理や化学から編み出した、彼女独自の方法でもあります。こうした様々な手法を織り交ぜながら、幼少の思い出の匂い、アイデンティティの匂い、感情の匂い、歴史の匂いなどを作り出し、インスタレーションやワークショップなどの作品を、国内外で発表しています。
プログラム
1. レクチャー&プレゼンテーション
2. 嗅覚のためのゲーム
(1)嗅覚のための神経衰弱
(2)嗅覚のためのハンカチ落とし
(3)トライブ・ゲーム
3. 様々な嗅覚的インターフェースのデモ
4. Q&A
準備中
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オーガナイザーの伊藤志歩さん(ロフトワーク)
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その日の朝、石垣で摘んできた月桃の花を嗅いでいただきます
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スタッフ入れて35名の方が参加されました。
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「嗅覚のための神経衰弱」
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神経衰弱に使われている4種香料
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「嗅覚のためのハンカチ落とし」
petit grain と lemongrass をハンカチにしたため、ハンカチ落としをやりました。落とされた方が香りで判断したかというとそうでもなく、足音とか気配の方が優位な情報だったようです。
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トライブ・ゲーム
これはオランダ王立美術大学 Art Science 学部のIngrid Leeによって考案され、一部私が改訂加えました。同じ匂いの仲間を見つけ、4人になったら上がり。いっさいしゃべってはいけません。
使用香料:
A: nonenal
B: ambroxan
C: musk T
D: aldehyde C11
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大好評でした。参加者のみなさん、遊び戯れながら、嗅覚の世界を楽しんでいかれました。
帰り際のお顔がパッと輝いていたのが印象的です。
シリーズ化してまたやりますので、ぜひ!
イベント概要
日時:2016年4月14日(木)19:30〜21:00
会場:FabCafe MTRL (渋谷・道玄坂)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目22−7 道玄坂ピア2F
定員:30名
主催:Loftwork
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